愛を知っている / 橋本裕太

(あいはしっている)

愛は知っている

(こどくもしっている)

孤独も知っている

(ものがたりはいまおわりをつげる)

物語は今　終わりを告げる

(うごきだすゆめのさきへ)

動き出す夢の先へ

(たえぬあらそいのはてに)

耐えぬ争いの果てに

(なにがぼくらをまっているでしょう)

何が僕らを待っているでしょう？

(それがとてもうつくしいのなら)

それがとても美しいのなら

(こころはみたされてくから)

心は満たされてくから

(いまつきよにひびいたうた)

今、月夜に響いた詩

(かぜはこぶもくれんのにおい)

風運ぶ木蓮の匂い

(まほうのようにこころをつかんで)

魔法のように心を掴んで

(いつまでもはなそうとはしない)

いつまでも離そうとはしない

(ぱらぱらほらちるねがいが)

パラパラほら　散る願いが

(いつからかなふたりだから)

いつからかな　ふたりだから

(かなえられるとしんじて)

叶えられると信じて

(そらにかえるのさ)

宇宙(そら)に帰るのさ

(あいをしっている)

愛を知っている

(こどくもしっている)

孤独も知っている

(ものがたりはいまおわりをつげる)

物語は今　終わりを告げる

(うらやむせなかまえに)

羨む背中　前に

(ぼくらにている)

僕ら似ている

(ほんとうはしっているの)

本当は知っているの

(わすれゆくいのりがきえぬように)

忘れゆく　祈りが消えぬように

(ありがとうっていったとき)

ありがとうって言った時、

(ぼくのきもちしったでしょ)

僕の気持ち知ったでしょ…？

(あすにおびえるながいよる)

明日に怯える長い夜

(きのうをなげくしずかなひぐれ)

昨日を嘆く静かな日暮れ

(あぁすべてがいとしくおもえた)

あぁ　全てが愛しく想えた

(みちびかれてひきよせあう)

導かれて引き寄せ合う

(そのすべてにいみがあるなら)

その全てに意味があるなら

(すきもきらいもゆるしあえるから)

好きも嫌いも　許し合えるから

(ひとつになってひかりになる)

一つになって光になる

(それぞれがいま)

それぞれが今

(なにをしっている)

何を知っている？

(すべてをしっている)

全てを知っている？

(ものがたりはいまこたえをつげる)

物語は今　答えを告げる

(それはぼくらのなかに)

それは僕らの中に

(ぼくはしんじてる)

僕は信じてる

(ぼくらはしんじてるの)

僕らは信じてるの

(ここにうまれてきたそのいみを)

地球(ここ)に生まれてきたその意味を

(あいをしっている)

愛を知っている

(こどくもしっている)

孤独も知っている

(ものがたりはいまおわりをつげる)

物語は今　終わりを告げる

(うらやむせなかまえに)

羨む背中　前に

(ぼくらにている)

僕ら似ている

(ほんとうはしっているの)

本当は知っているの

(わすれゆくいのりがきえぬように)

忘れゆく　祈りが消えぬように

(ありがとうっていったとき)

ありがとうって言った時、

(ぼくのきもちしったでしょ)

僕の気持ち知ったでしょ…？