パレットには君がいっぱい

(あるみほいるのぱれっとのなかぼくはおどるよきみとおどるよ)

アルミホイルの パレットの中 僕は踊るよ 君と踊るよ

(よるのおと、おとあめのおとだよふりそそぐのはなにいろのおと)

夜の音、音 雨の音 だよ 降り注ぐのは何色の音

(そうぞうちゅうのそうたいせいにほうこうせいのあくるひびを)

想像中の相対性 に 方向性のあくる日々を

(こうこうせいはけにいろぬってしょうがくせいはかおにどろぬって)

高校生は毛に色塗って 小学生は顔に泥塗って

(そしてそしてそしてそして)

そして そして そして そして

(なにいろかもわからずにいるんだ)

何色かも解らずに居るんだ

(ちゅうがくせいはうでにいろぬってだいがくせいははいにいろぬって)

中学生は腕に色塗って 大学生は肺に色塗って

(だからだからだからだから)

だから だから だから だから

(あるみほいるのぱれっとのそとぬりつけられたのはどんないろ)

アルミホイルの パレットの外 塗りつけられたのはどんな色

(ふりそそぐのはかなしみのおと)

降り注ぐのは悲しみの音

(そうぞうちゅうのいかりもこうそうちゅうのかなしみまで)

創造中の怒りも 構想中の悲しみまで

(そんなぼくもどこかいろづいてだってきみもどこかいろづいて)

そんな僕もどこか色づいて だって君もどこか色づいて

(そしてそしてそしてそして)

そして そして そして そして

(もとのいろもわすれてしまうんだ)

元の色も忘れてしまうんだ

(どくどくどくしいいろにまじってごきげんなわるつでもおどろうよ)

毒毒々しい色に混じって ゴキゲンなワルツでも踊ろうよ

(だからだからだからいまは)

だから だから だから 今は

(いろがあるようにきみがいるようにぼくはどうする？ぼくは)

色があるように 君がいるように 僕はどうする？ 僕は

(こう。)

こう。

(もうやがてみなきづくんだ！そしてだれもがここにつどうんだ！)

もうやがて皆気づくんだ！ そして誰もがここに集うんだ！

(なんでなんでなんでなんで)

なんで なんで なんで なんで

(だってなんでどうしてもないんだ)

だってなんでどうしても無いんだ

(どくどくどくしいいろにまじってくどきながらわるつでもおどろうよ)

毒毒々しい色に混じって 口説きながらワルツでも踊ろうよ

(だからだからだからだからだからだからいまは)

だから だから だから だから だから だから 今は

(そしてちりぢりになったじぶんはもうもとになんてもどらないんだ)

そして散り散りになった自分は もうもとになんて戻らないんだ

(なんでなんでなんでなんで)

なんで なんで なんで なんで

(だってなんでどうしようもないんだ)

だってなんでどうしようも無いんだ

(はなばなしくちったこのぼくとどくどくしくちったあのことも)

華々しく散ったこの僕と 毒々しく散ったあの子とも

(だからだからだからだからだからだからだからいまは)

だから だから だから だから だから だから だから 今は