ためすがめ
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歌詞(問題文)
(ためてすがめてあやややや)
矯めて眇めてあやややや。
(きしゃのはしくれたるものや)
記者の端くれたるものや。
(いかなるしんじつまでぜんぶみとおせば)
いかなる真実まで 全部見通せば。
(そのものがたりのあやふやや)
その物語のあやふやや。
(びにいりさいをうがたんや)
微に入り細を穿たんや。
(いわくもなにもかもあれやたちぎえに)
いわくも何もかも あれや立ち消えに。
(もとめるもののなんなるや)
求めるもののなんなるや。
(きじのゆくすえさああわや)
記事の行末さああわや。
(めいせんはんのかちさえこれはあやうしか)
冥銭半の価値さえ これは危うしか。
(されどもわたくしあやややや)
されども私あやややや。
(せかいをきりとるすべたるや)
世界を切り取る術たるや。
(かくもしかりしかりこころえてます)
かくもしかりしかり 心得てます。
(ためてすがめてまぼろしをみる)
ためてすがめて 幻を見る
(かくもおろかないとなみといわずとも)
斯くも愚かな営みといわずとも
(かぜのうたきけばはるかに)
風の歌 聴けばはるかに
(だれもがみみをすませているのだろう)
誰もが 耳を澄ませているのだろう
(ふたしかなよんどころなき)
不確かな 拠所なき
(げんそうをまこととしんじて)
幻想を 真と信じて
(おのれのおもいためてすがめそれをうたがいはたせるまで)
己の思い ためてすがめそれを疑い果たせるまで。
(にしへひがしへあやややや)
西へ東へあやややや。
(しゃかいはのなのおもさや)
社会派の名の重さや。
(あらゆるものがたりいざやかたりましょう)
あらゆる物語 いざや語りましょう。
(かようなろんりのあざやかや)
斯様な論理のあざやかや。
(きりとるせかいあれやこれや)
切り取る世界あれやこれや。
(かぜのうわさのほどぞうさもないこと)
風の噂の程 造作も無いこと。
(なおもあにあにはからんや)
猶も豈々図らんや。
(すんでのいかりのこえやんや)
すんでの怒りの声やんや。
(とくはいんはつねにそのみはるのです)
特派員は常に その身張るのです。
(ふしょうはわたくしあやややや)
不肖は私あやややや。
(かっさいさんびのこえたるや)
喝采賛美の声たるや!
(みにあまるこうえいによくするのです)
身に余る光栄に 浴するのです。
(ためてすがめてたどりつくもの)
ためてすがめて 辿りつくもの
(かくもうるわしきせかいだというのに)
斯くも麗しき世界だというのに
(かぜのうたきけよはるかに)
風の歌 聴けよはるかに
(ことばとそれつたえるいめーじで)
言葉と それ伝える写真で
(きりとってものがたるれば)
切り取って 物語るれば
(かくしてせかいはわたしのもの)
斯くして 世界は私のもの
(ためてすがめてそこにいたれ)
ためてすがめて そこにいたれ
(かぜのうたきけよはるかに)
風の歌 聴けよはるかに
(だれもがみみをすませているのなら)
誰もが 耳を澄ませているのなら
(たしかなるものがたりもて)
確かなる物語もて
(げんそうをさあかたってみせよう)
幻想を さあ語って見せよう
(おのれのおもいためてすがめそれをうたがいはたして)
己の思い ためてすがめそれを疑い果たして
(おのれのおもいためてすがめそれうたがいなきしんじつへと)
己の思い ためてすがめそれ疑い無き真実へと!