死んでるみたいに眠ってる

(ほうりつをやぶりたいいいひとなんかむくわれない)

法律を破りたい　いい人なんか報われない

(ほーるでんとかでぃーんもりあーてぃくるまをぬすんでにげだしたい)

ホールデンとかディーン・モリアーティ　車を盗んで逃げ出したい

(しょせんぼくなどぞくぶつだでもそれにいなおるような)

所詮僕など俗物だ　でもそれに居直るような

(ぶっしつのどれいはごめんだいのちのよろこびはうらぎれない)

物質の奴隷はごめんだ　命の喜びは裏切れない

(かなしみだってよろこびさなにもそれはげんじつとうひじゃなく)

悲しみだって喜びさ　何もそれは現実逃避じゃなく

(ふるえるこのみのしんげんちがおそれのむこうでみゃくどうするから)

震えるこの身の震源地が　恐れの向こうで脈動するから

(しんでるみたいにねむってるどろをつかむたびよごれてく)

死んでるみたいに眠ってる　泥を掴む度汚れてく

(みみをそばだてきいてみるねいきはみらいのにおいがする)

耳をそばだて聴いてみる　寝息は未来の匂いがする

(せいしんてきにまいっちゃったはらっぱねそべってやすみたい)

精神的にまいっちゃった　原っぱ寝そべって休みたい

(そいつをぼくはののしったもっとはたらけとののしった)

そいつを僕は罵った　もっと働けと罵った

(だんことしてかこはひていしたいせいしゅんはあんねいとのとうそうだ)

断固として過去は否定したい　青春は安寧との闘争だ

(あたらしいうたをうたいたいらじかせできいたふぉーえばーやんぐ)

新しい歌を歌いたい　ラジカセで聞いたフォーエバーヤング

(しんでるみたいにねむってるかなしみのみけんをうちぬく)

死んでるみたいに眠ってる　悲しみの眉間を撃ち抜く

(まくらもとにはしゅらがたつなみだをながしておこってる)

枕元には修羅が立つ　涙を流して怒ってる

(まちがってることはしじできないそれはこんぽんてきなそんげんだ)

間違ってることは支持できない　それは根本的な尊厳だ

(のたれじぬならほんもうだぼくのままぼくをおえるなら)

野垂れ死ぬなら本望だ　僕のまま僕を終えるなら

(しんでるみたいにねむってるだれかがとおくでてをふってる)

死んでるみたいに眠ってる　誰かが遠くで手を振ってる

(ぼくはそれをむししてるみえているけどむししてる)

僕はそれを無視してる　見えているけど無視してる

(しんでるみたいにねむってるどろをつかむたびよごれてく)

死んでるみたいに眠ってる　泥を掴む度汚れてく

(みみをそばだてきいてみるねいきはみらいのにおいがする)

耳をそばだて聴いてみる　寝息は未来の匂いがする