電ぐりがえ死　Part2

(ああもんだいばっかりたまってたってこんなうつわじゃきゃぱおーばー)

ああ問題ばっかり溜まってたってこんな器じゃキャパオーバー

(ちいさなこびんのなかみにはこれいじょうためられない)

小さな小瓶の中身にはこれ以上貯められない

(さいごのさいごにみえてきたんだえいきゅうふめつのかんじょうろん)

最後の最後に見えてきたんだ永久不滅の感情論

(しっぱいばっかのじっけんみてわらってたきみはもういない)

失敗ばっかの実験見て笑ってた君はもう居ない

(いったいぜんたいなんだってんだいこうかいだらけのいっしょうがい)

一体全体なんだってんだい後悔だらけの一生涯

(どうにもできずにすぎさったあのひにさよならを)

どうにもできずに過ぎ去ったあの日にさよならを

(ゆがんだこころはりかいしたんだきっとさいごのじっけんたい)

歪んだ心は理解したんだきっと最後の実験体

(こんなかんじょうしっぱいだってわかってたからこそいやなんだ)

こんな感情失敗だって分かってたからこそ嫌なんだ

(みとめたくないけどすきなんだ)

認めたくないけど好きなんだ！

(あいのながれぼし)

『愛の流れ星』

(とどかぬゆめもみのらぬこいもほしにいのればいつかはかなう)

届かぬ夢も実らぬ恋も星に祈ればいつかは叶う

(きみとであってまたたくわたしのこころ)

君と出会って瞬く私の心

(そらをみあげてみつけたきらめくひかり)

空を見上げて見つけた煌めく光

(ながれぼしきらりよぞらへとかける)

流れ星キラリ夜空へと駆ける

(ねがいごとのせてあなたのぎんがまで)

願い事乗せてあなたの銀河まで

(とどかぬゆめもはかないこいもほしにいのればいつかはかなう)

届かぬ夢も儚い恋も星に祈ればいつかは叶う

(もしもかなったらふたりでうたおう)

もしも叶ったら2人で歌おう

(ちいさなねがいはかなたへきえた)

小さな願いは彼方へ消えた

(きみとあゆんだこのみちはもういきどまり)

君と歩んだこの道はもう行き止まり

(はなはかれはていまではぼくただひとり)

花は枯れ果て今では僕ただ1人

(どんなかおだったっけ)

どんな顔だったっけ？

(どんなこえしてたっけ)

どんな声してたっけ？

(きみとおもいでがきおくからうすれて)

君と思い出が記憶から薄れて

(とどかぬゆめもはかないときも)

届かぬ夢も儚い時も

(ほしにいのればいつかはかなう)

星に祈ればいつかは叶う

(とおいきおくのちいさなやくそく)

遠い記憶の小さな約束

(ふたりのねがいてんまでとどけ)

２人の願い天まで届け

(とおいむかしのきおく)

遠い昔の記憶

(おぼえてるぼくのこと)

覚えてる僕のこと

(あいはときをもこえて)

愛は時をも超えて

(ふたたびであった)

再び出会った

(とどかぬゆめもみのらぬこいも)

届かぬ夢も実らぬ恋も

(ほしにいのればいつかはかなう)

星に祈ればいつかは叶う

(とどかぬゆめもはかないこいも)

届かぬ夢も儚い恋も

(とおいきおくのちいさなやくそく)

遠い記憶の小さな約束

(きみとかわしたあのひのように)

君と交わしたあの日のように

(あすぺるがーでん)

『アスペル＊ガーデン』

(ようえんきゅうかろーるがたにんじんかたあしはずしてきりすてごめん)

陽炎休暇ロール型人参片足外して切り捨てごめん

(てんねんむげんきゅうこうかゆうじんはかばにめぶくはむこうりょう)

天然無限急降下友人墓場に芽吹くは無香料

(ようもうさらだのざんがいとくべつのていそうなんせんち)

羊毛サラダの残骸と区別の貞操何センチ

(ひっきしけんのさいちゅうにきっとそとからみてる)

筆記試験の最中にきっと外から見てる

(らんだむかひかくしけんとまあるいそーだのあいらんど)

ランダム化比較試験とまあるいソーダのアイランド

(ぽりたんくひかるそのさきどっちもそっちもじごくえず)

ポリタンク光るその先どっちもそっちも地獄絵図

(てんてんてんにょのかんおけにしかばねかくしたふとうこう)

点々天女の棺桶に屍隠した不登校

(かんかんかんじゃのかんえんににがむしころしたおよめさん)

缶感患者の肝炎に苦虫殺したお嫁さん

(まんまんまんじのまんなかにまっかなてんてんかたつむり)

万満卍の真ん中に真っ赤な点々かたつむり

(さんさんさんごのさいはてにたばこをたべたらつぶれちゃったらったった)

惨酸産後の最果てにタバコを食べたら潰れちゃったらったった

(こどくはきょうもそのさきもあすぱらゆでるあすぺるがー)

孤独は今日もその先もアスパラゆでるアスペルガー

(のうずいすーぷのまんなかにうかんだていへんさあたいへん)

脳髄スープの真ん中に浮かんだ底辺さあ大変

(きょだいたんくにつぶされてないたかんちるごたん)

巨大タンクに潰されて泣いたかんちる・ごたん

(あかいつきつつくきつつきどうこうひらいたえごいすと)

赤い月つつくキツツキ瞳孔開いたエゴイスト

(しょうしたいつかむたいようともしびてらしたしんぞうと)

焼死体つかむ太陽灯火照らした心臓と

(とんとんとんびのとうぼうにりょうのめつぶししたかぶとむし)

問豚とんびの逃亡に両の目潰した甲虫

(あんあんあんちのあんぜんなうたうなめらかみにまりすと)

杏餡安置の安全な歌う滑らかミニマリスト

(らんらんらんせいのらんとうはらっぱのらいおんとじこもり)

蘭卵乱世の乱闘はラッパのライオン閉じこもり

(でんでんでんきのでたらめなてんりのげんりもくずれちゃったわっはっは)

電殿伝記のでたらめな天理の原理も崩れちゃったわっはっは

(じごくはあすもそのあともごすぺるうたうあすぺるがー)

地獄は明日もその後もゴスペルうたうアスペルガー

(ひからびてくさるべらんだたりないかりうむかるしうむ)

干からびて腐るベランダ 足りないカリウムカルシウム

(ふみつけたくろのはなたばにくのすきまからはえてくるかれためだまからはえてくる)

踏みつけた黒の花束肉の隙間から生えてくる枯れた目玉から生えてくる

(てんてんてんばつくだされたそこにはわたしとわるいむし)

添展天罰下されたそこには「わたし」と「わるいむし」

(なんなんなんぎのひんじゃくはくべつとさべつのどくさいしゃ)

何南難儀の貧弱は区別と差別の独裁者

(えんえんえんびななきまねはいびつなぎそうのはかまいり)

延炎艶美な泣き真似は歪な偽装の墓参り

(しんしんしんだのしんぞくはまっくろいぞくのちであらってまっかっか)

心神死んだの親族は真っ黒遺族のちで洗って真っ赤っ赤

(にがみよとわにえいえんに)

苦味よ永遠に永遠に

(あすぱらくらうあすぺるがー)

アスパラ喰らうアスペルガー

(しっぷうにんじゃわらにんじゃ)

『疾風忍殺わらにんじゃ』

(あっというまあらわれておこまりとあらばかけつける)

あっという間現れて お困りとあらば駆けつける

(おのれのせいぎふりかざしおたすけいたすわらにんじゃ)

己の正義振りかざし お助けいたす わらにんじゃ

(もんもんまいにちいじめっこたすけてくれるにんじゃのうわさ)

悶々毎日いじめっこ助けてくれる忍者のうわさ

(どうやらわるいやつがいればそくやっつけてくれるらしいと)

どうやら悪い奴がいれば 即！やっつけてくれるらしいと

(わらのからだにまあるいめあかいほのおふたつゆらめかせ)

藁の体にまあるい目 赤い炎二つゆらめかせ

(たすけもとめるこえをききせいぎのにんじゃがこよいゆく)

助け求める声を聞き 正義の忍者が今宵行く

(こんこんくぎうちごしんぼくまよなかのうしのこくまいり)

こんこん釘打ち御神木 真夜中の丑の刻参り

(もくせいはんまーふりかざすめがけてそのさきごすんくぎ)

木製ハンマー振りかざす 目掛けてその先五寸釘

(いんがおうほうあくじせんりのろいをこめたわらにんぎょう)

因果応報 悪事千里呪いを込めた藁人形

(まんしんそういこのみにかえてもかならずじゅさつす)

満身創痍この身に変えても必ず呪殺す

(あくいさついねたみうらみとにくしみかえてちみもうりょう)

悪意殺意妬み恨みと憎しみ変えて魑魅魍魎

(これがしんりあくにんごときにじひはない)

これが真理悪人如きに慈悲はない

(のろえのろえのろいころせおのれのすすむみちだけしんじて)

呪え呪え呪い殺せ 己の進む道だけ信じて

(のろえのろえのろいころせあくにんどもにてんばつくだす)

呪え呪え呪い殺せ 悪人どもに天罰くだす

(のろえのろえのろいころせたとえそれがきょうてきだとしても)

呪え呪え呪い殺せ たとえそれが強敵だとしても

(のろえのろえのろいころせしんじたせいぎをつきとおす)

呪え呪え呪い殺せ 信じた正義を突き通す

(これもよのためひとのため)

これも世のため人の為

(わらわらにんにんわらにんにん)

わらわらにんにん わらにんにん

(てんてんまいにちあてもなくくりかえすきょうもひとだすけひび)

転々毎日あてもなく繰り返す今日も人助け日々

(はるかむかしのやくそくをはたすためぜんしんすすむのみ)

遥か昔の約束を果たすため全身進むのみ

(そうしてじぶんにつきささるじもんじとうこれでいいのかと)

そうして自分に突き刺さる 自問自答これでいいのかと

(ぜんあくもなにもわからないじんどうはずれたおにたいじ)

善悪も何もわからない 人道外れた鬼退治

(それでもせっしゃはしゅぎょうのみだれかによばれりゃそちらへと)

それでも拙者は修行の身 誰かに呼ばれりゃそちらへと

(もくせいはんまーふりかざすちからをこめたるごすんくぎ)

木製ハンマー振りかざす 力を込めたる五寸釘

(いんがおうほうあくじせんりのろいをこめたわらにんぎょう)

因果応報 悪事千里呪いを込めた藁人形

(まんしんそういこのみにかえてもかならずじゅさつす)

満身創痍この身に変えても必ず呪殺す

(あくいさついねたみうらみとにくしみかえてちみもうりょう)

悪意殺意妬み恨みと憎しみ変えて魑魅魍魎

(これがしんりあくにんごときにじひはない)

これが真理悪人如きに慈悲はない

(のろえのろえのろいころせおのれのすすむみちだけしんじて)

呪え呪え呪い殺せ 己の進む道だけ信じて

(のろえのろえのろいころせあくにんどもにてんばつくだす)

呪え呪え呪い殺せ 悪人どもに天罰くだす

(のろえのろえのろいころせたとえそれがまちがいだとしても)

呪え呪え呪い殺せ たとえそれが間違いだとしても

(のろえのろえのろいころせしんじたせいぎにうそはない)

呪え呪え呪い殺せ 信じた正義に嘘はない

(さつじんにんじゃはよるうたう)

殺人忍者は夜歌う

(わらわらにんにんわらにんにん)

わらわらにんにん わらにんにん