DAZBEE(ダズビー)|’砂嵐′

(はかばにはなたばをそえて)

墓場に花束を添えて

(りょうてをあわせていのった)

両手を併せて祈った

(さよならとかさみしいとか)

サヨナラとか寂しいとか

(あなたにとってはむじょうね)

貴方にとっては無情ね

(たえまなくまちはすすみ)

絶え間なく街は進み

(きづかずによるがあける)

気づかずに夜が開ける

(わたくしはいまこのばしょでいわゆるこどくをくらっている)

私は今この場所で所謂孤独を喰らっている

(たしかにかんじたぬくもりが)

確かに感じた温もりが

(いきりをさましてる)

熱りを冷ましてる

(すこしだけちいさなそのてのひらになみだがたまっていく)

少しだけ小さなその掌に涙が溜まっていく

(いまのわたくしにはあなたになにもできないとわかってる)

今の私には貴方に何も出来ないと分かっている

(しばらくはあえないからだまっていようかしら)

暫くは会えないから黙っていようかしら

(いくせんねんのじょうきをごかいとともにせかいをこわしてじゅうりん)

幾千年の常軌を誤解と共に世界を壊して蹂躙

(とどきそうもないほどきれいないのちであなたにあうためにてんしょう)

届きそうもない程綺麗な命で貴方に会う為に転生

(ああどうにかなりそうな)

嗚呼どうにかなりそうな

(わたくしのこころすなあらしにとけてく)

私の心砂嵐に溶けてく

(いつかゆめみてるわたくしたちのわくせいで)

何時か夢見てる私たちの惑星で

(かげりあるまちをせになさけなくなぜうたう)

陰りある街を背に情けなく何故歌う

(いなのつまりはただあいされたいだけでしょう)

鯔のつまりはただ愛されたいだけでしょう

(けいほうがいっぺんになって)

警報がいっぺんに鳴って

(きみしにたもうことなかれ)

君死にたもう事勿れ

(たださいごにわらうしかくがほしいだけ)

ただ最後に笑う資格が欲しいだけ

(ありがたくうけとったわ)

有難く受け取ったわ

(ごほうびにわれたりきゅーる)

ご褒美に割れたリキュール

(ざんこくだったきおくのおもかげにかすかにのこるあいしゅう)

残酷だった記憶の面影に微かに残る愛執

(せんてんせいのさいのうほしいままにせかいをゆらしたかいじゅう)

先天性の才能　恣に世界を揺らした怪獣

(ああむしょくとうめいなわたくしのことは)

嗚呼無色透明な私のことは

(わすれてしまえばいい)

忘れてしまえばいい

(こんなまちにふくおおきなすなあらしで)

こんな街に吹く大きな砂嵐で

(あふれだしたあなたへのじゅんしんさなど)

溢れ出した貴方への純真さなど

(とおりすぎればまばたきのようにいっしゅんのこと)

通り過ぎれば瞬きの様に一瞬のこと

(たびのとちゅうでなにがおこるのだろう)

旅の途中で何が起こるのだろう

(ああはかばにはなたばをそえてわたくしはいのった)

嗚呼　墓場に花束を添えて私は祈った

(なんぜんかいというよ)

何千回と言うよ

(わたくしはこどくをあいしすぎたざいにん)

私は孤独を愛しすぎた罪人

(まるでざんねんすぎたじょうけい)

まるで残念過ぎた情景

(それはそれはいにしえにあったざいほう)

それはそれは古に有った財宝

(ああなんだかねむいやわたくしはどうやら)

嗚呼なんだか眠いや　私はどうやら

(すべてたりないこえたおんねん)

全て足りない肥えた怨念

(いくせんねんのじょうきをごかいとともにせかいをこわしてじゅうりん)

幾千年の常軌をを誤解と共に世界を壊して蹂躙

(とどきそうもないほどきれいないのちであなたにあうためにてんしょう)

届きそうもない程綺麗な命で貴方に会う為に転生

(ああどうにかなりそうなわたくしのこころすなあらしにとけてく)

嗚呼どうにかなりそうな私の心砂嵐に溶けてく

(いつかゆめみてるわたくしたちのわくせいで)

何時か夢見てる私たちの惑星で