遅刻タイピング

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投稿者投稿者shinnosukeいいね4お気に入り登録
プレイ回数643難易度(4.3) 2394打 長文
遅刻した学生の話です
いろいろ話を考えていたら自分でも面倒くさくなるような量の文章になってしまいました。遅刻した学生視点の話です。途中であきらめないように頑張ってください。

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問題文

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(「いそいでいそいで、ちこくしてるわよ!」)

「急いで急いで、遅刻してるわよ!」

(ははのこえでめがさめた)

母の声で目が覚めた

(みるとまくらもとのめざましどけいがあさのはちじはんをまわっていた)

見ると枕もとの目覚まし時計が朝の8時半を回っていた

(「ええっ!やばっ」)

「ええっ!やばっ」

(ぼくはべっどからはねおきてころがるようにかいだんをおりてあさごはんのせきについた)

僕はベッドから跳ね起きて転がるように階段を下りて朝ご飯の席に着いた

(ぼくはさっそくははにもんくをいった)

僕はさっそく母に文句を言った

(「なんでもっとはやくおこしてくれなかったの?」)

「なんでもっと早く起こしてくれなかったの?」

(「だってなんかいもよんだのにあなたがおきなかったんだからあなたがわるいでしょ」)

「だって何回も呼んだのにあなたが起きなかったんだからあなたが悪いでしょ」

(ぱにっくじょうたいになっているぼくにたいしてはははれいせいにかえした)

パニック状態になっている僕に対して母は冷静に返した

(「とりあえずあさごはんはやくたべてとうこうしなさい」)

「とりあえず朝ごはん早く食べて登校しなさい」

(きょうのあさごはんはしょくぱんいちまいだけだった)

今日の朝ごはんは食パン1枚だけだった

(ははがへらしてくれたのだろうこころでははにかるくかんしゃしながら)

母が減らしてくれたのだろう心で母に軽く感謝しながら

(ぼくはしょくぱんをくちにむりやりつっこんでのむようにたべた)

僕は食パンを口に無理やり突っ込んで飲むように食べた

(そんなぼくにたいしてはははあきれたようなかおをしていた)

そんな僕に対して母は飽きれたような顔をしていた

(「きのうはやくねなさいっていったでしょ」)

「昨日早く寝なさいって言ったでしょ」

(そういえばきのうはすきなまんがをよんでいたらははにちゅういされた)

そういえば昨日は好きな漫画を読んでいたら母に注意された

(だが、ぼくはそれでもまんがをよみたいというきもちにまけて)

だが、僕はそれでも漫画を読みたいという気持ちに負けて

(よるおそくまでよみつづけてしまったのだった)

夜遅くまで読み続けてしまったのだった

(おきるのがおそくなったのはそれがたたったのだろう)

起きるのが遅くなったのはそれが祟ったのだろう

(ぼくはいまさらきのうのじぶんにこうかいしていた)

僕は今更昨日の自分に後悔していた

など

(しょくぱんをたべおえ、ぼくはいそいでせいふくにきがえていえをとびだした)

食パンを食べ終え、僕は急いで制服に着替えて家を飛び出した

(がっこうまでのみちのりでぼくはきょうはてすとがないことをおもいだしていた)

学校までの道のりで僕は今日はテストがないことを思い出していた

(このちょうしならいちじかんめまでにはまにあうだろう)

この調子なら1時間目までには間に合うだろう

(がっこうについてぼくははやあるきできょうしつまでいき、きょうしつのとをあけた)

学校について僕は早歩きで教室まで行き、教室の戸を開けた

(だがきょうしつのなかはぼくがそうぞうしていたいつものにぎやかなくうきではなく)

だが教室の中は僕が想像していたいつものにぎやかな空気ではなく

(しずかなくうきでみたされていることにきがついた)

静かな空気で満たされていることに気が付いた

(ぼくはとびらからいちばんちかいひとのつくえをみてそのりゆうをしった)

僕は扉から一番近い人の机をみてその理由をしった

(きょうはぐうぜんぬきうちてすとのひだったのだ)

今日は偶然抜き打ちテストの日だったのだ

(それにうんわるくきょうにかぎってぼくのにがてなしゃかいのてすとだったのだ)

それに運悪く今日に限って僕の苦手な社会のテストだったのだ

(せんせいはいままでみてきたなかでもっともおこったひょうじょうをしていた)

先生は今まで見てきた中で最も怒った表情をしていた

(「なんでちこくしたのですか」)

「なんで遅刻したのですか」

(ぼくはせんせいのおにのようなひょうじょうにこえがふるえながらもへんとうした)

僕は先生の鬼のような表情に声が震えながらも返答した

(「ねぼうしました」)

「寝坊しました」

(「りゆうはそれだけですか」「はい」)

「理由はそれだけですか」「はい」

(ぼくはせんせいのおこっているひょうじょうがいっそうけわしくなったきがした)

僕は先生の怒っている表情が一層険しくなった気がした

(それもいっしゅんでせんせいはおこったひょうじょうをすこしやわらげた)

それも一瞬で先生は怒った表情を少し和らげた

(まあ、やわらげたところでげきどしているふんいきはきえていなかったが)

まあ、和らげたところで激怒している雰囲気は消えていなかったが

(「のこりのごふんではやくてすとをおわらせてください」)

「残りの5分で早くテストを終わらせてください」

(せんせいはてすとじかんをえんちょうするきはまったくないようだ)

先生はテスト時間を延長する気は全くないようだ

(そりゃそうだろうぼくがわるいのだから)

そりゃそうだろう僕が悪いのだから

(てすとじかんがおわってもにがてなしゃかいのてすとを)

テスト時間が終わっても苦手な社会のテストを

(こんなたんじかんでおわらせられるはずがない)

こんな短時間で終わらせられるはずがない

(そのひはせんせいにおこられなかった)

その日は先生に怒られなかった

(だが、すうじつご、てすとがばんごうじゅんにかえされてじぶんのばんがきた)

だが、数日後、テストが番号順に返されて自分の番が来た

(せんせいはおこったひょうじょうをしててすとをかえしながらいった)

先生は怒った表情をしてテストを返しながら言った

(「つぎからねぼうしてちこくしないように」)

「次から寝坊して遅刻しないように」

(そんなせんせいにたいしてぼくはついじょうだんをいってしまった)

そんな先生に対して僕はつい冗談を言ってしまった

(「なら、ねぼういがいならちこくしてもいいんですね」)

「なら、寝坊以外なら遅刻してもいいんですね」

(あんのじょう、ひにあぶらをそそいでしまったようだ、あとでさんざんおこられた)

案の定、火に油を注いでしまったようだ、後でさんざん怒られた

(それからこのせんせいとははなしづらくなったのはいうまでもない)

それからこの先生とは話しづらくなったのは言うまでもない

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