Newton/星街すいせい

(ひえきったたいおんにみはなされてずっと)

冷え切った体温に見放されて　ずっと

(しばりつけられているほしのうえ)

縛り付けられている　星の上

(さからっためっせーじがながれだして)

逆らったメッセージが　流れ出して

(おちてこおったまちのうえくだけていく)

落ちて　凍った街の上　砕けていく

(きっとだれもただひとりで)

きっと誰も　ただ独りで

(くちをつぐみながらわらいながらないているんだ)

口を噤みながら　笑いながら　泣いているんだ

(これじゃないあいしてるだいきらいだいすき)

「これじゃない」「愛してる」「大嫌い」「大好き」

(いたくおもいくらいのおもいがあふれる)

痛く　重いくらいの　想いが溢れる

(きょうもむじゅんしてさえていく)

今日も矛盾して　冴えていく

(このかんじょうはおとのなかではじめてひかれあうんだね)

この感情は　音の中で初めて惹かれ合うんだね

(うたのなかではじめてひびきだすんだね)

歌の中で初めて　響き出すんだね

(さめきったたいおんとならんだむひょうじょうに)

冷めきった体温と　並んだ無表情に

(おくびょうになっていたまちのうえ)

臆病になっていた　街の上

(かなわないぼうりょくとしじょうまれなちょうじゅうりょくに)

敵わない　暴力と　史上稀な超重力に

(なまえもえらぶものもきめつけられている)

名前も　選ぶものも　決めつけられている

(なんてどこかではいたいいわけが)

なんて　どこかで　吐いた言い訳が

(こえをうばったままのろいみたいになっていたんだいまさら)

声を奪ったまま　呪いみたいになっていたんだ　今更

(かわれないわかってよしんじてうそつき)

「変われない」「解ってよ」「信じて」「嘘つき」

(いやになるくらいのおもいがうずまく)

嫌になるくらいの　想いが渦巻く

(きょうもふりまわされていく)

今日も　振り回されていく

(もうりょうあしがとびあがるじゅんびをしている)

もう両足が　飛び上がる準備をしている

(なにもかもはんぱつしてほうかいしてしんでいく)

何もかも　反発して　崩壊して　滲んでいく

(ひていしたいしんじたいうそだよそうだよ)

「否定したい」「信じたい」「嘘だよ」「そうだよ」

(きらいじゃないすきじゃないぜんぶがひとつが)

「嫌いじゃない」「好きじゃない」「全部が」「一つが」

(かわりたいわかりたいどうしたいどうしよう)

「変わりたい」「解りたい」「どうしたい？」「どうしよう」

(きかせないきかせて)

「聞かせない」「聞かせて」

(つたえたいあいしてるだいきらいだいすき)

「伝えたい」「愛してる」「大嫌い」「大好き」

(いたくおもいくらいのおもいのさきまで)

痛く　重いくらいの　想いの先まで

(きょうもまたうたいさけんでいる)

今日もまた　歌い叫んでいる

(このかんじょうがおとのなかではじめてひかれあうまで)

この感情が　音の中で初めて　惹かれ合うまで

(あなたのそのむねでひびきだすまで)

あなたのその胸で　響き出すまで

(あいしてるだいきらいうそだよだいすき)

「愛してる」「大嫌い」「嘘だよ」「大好き」