5分後のスターダスト

(ａｌｏｔｏｆｐｉｅｃｅｓ)

alotofpieces

(どれだけのすがたをみればおわるんだろう)

どれだけの姿を見れば終わるんだろう

(つぎからつぎへうつりかわり)

次から次へ移り変わり

(ゆれるくうきもむなしいだけ)

揺れる空気も空しいだけ

(またいちまいずつちるばかり)

また一枚ずつ散るばかり

(ものくろのようなすいさいが)

モノクロの様な水彩画

(これいじょうきっとうごかしたら)

これ以上きっと動かしたら

(あきのけしきにくずれてく)

秋の景色に崩れてく

(いつかかすかにかおるきんもくせいの)

いつか微かに香る金木犀の

(ひとつをとってなまえをつけた)

一つをとって名前をつけた

(だいじなことをこえにしてよべるような)

大事な事を声にして呼べるような

(おちばのみちすりへらしてく)

落ち葉の道すり減らしてく

(なんだかこころがかるくなった)

なんだか心が軽くなった

(ごふんごのしーんがみえてきて)

5分後のシーンが見えてきて

(みなみかぜにものれそうだ)

南風にも乗れそうだ

(つたえたいこといえないままばらばらになったにちようび)

伝えたいこと言えないままバラバラになった日曜日

(りとるすたーだすとてのひらのうえ)

リトルスターダスト手のひらの上

(ゆらゆらゆら)

ゆらゆらゆら

(いまそれいがいをなしにして)

今それ以外をなしにして

(でふぉるとをそっとおきかえる)

デフォルトをそっと置き換える

(しあわせになるごふんまえ)

幸せになる5分前

(きんもくせいのかおりがする)

金木犀の香りがする

(えいえんにちかいむおんくうかん)

永遠に近い無音空間

(しんこきゅうをわすれるから)

深呼吸を忘れるから

(わらうことさえもできずたたずむような)

笑うことさえもできず佇むような

(よるがつつみこんだけどまあしょうがないか)

夜が包み込んだけどまあしょうがないか

(すきをついていたずらにぱれっとにまぎれこんだからー)

隙をついていたずらにパレットに紛れ込んだカラー

(どうなるかなしずかにかおるきんもくせい)

どうなるかな静かに香る金木犀

(わすれかけてるものをおもいだした)

忘れかけてるものを思い出した

(ほのかにいろづくきんもくせい)

仄かに色づく金木犀

(わすれかけてるものをおもいだしたきみは)

忘れかけてるものを思い出した君は

(おちばのみちすりへらしてく)

落ち葉の道すり減らしてく

(なんだかこころがかるくなった)

なんだか心が軽くなった

(ごふんごのしーんがみえてきて)

5分後のシーンが見えてきて

(きれいなけしきになりそうだ)

きれいな景色になりそうだ

(かなしいはずのひとつひとつがきらきらひかったにちようび)

悲しいはずの一つ一つがキラキラ光った日曜日

(りとるすたーだすとそらにかえった)

リトルスターダスト空に帰った

(ゆらゆらゆらゆら)

ゆらゆらゆらゆら