アカシア

(じゅうしょうなあなたはやっぱうらみつらみをくりかえし)

重症なアナタはやっぱ恨み辛みを繰り返し

(じったいのないものにたいしにらみきかしてる)

実体のないモノに対し睨み利かしてる

(けんめいなやつらはきっとやさしくなってやりなおし)

賢明な奴らはきっと優しくなってやり直し

(かんようでむよくなやつをおとなというのさ)

寛容で無欲な奴を大人と言うのさ

(あかしあがほほをなでる)

アカシアが頬を撫でる

(このちがとまるまでは)

この血が止まるまでは

(ああいやいや)

嗚呼 嫌 嫌

(ねぇ)

ねぇ

(もしもあなたがゆるすならば)

もしもアナタが許すならば

(かわききったこころにくちづけを)

乾ききった心に口づけを

(ねぇふいにあなたがおもいかえすように)

ねぇ 不意にアナタが思い返すように

(きえないあかしをきざんであげたい)

消えない証を刻んであげたい

(みえないくさりでしばってあげたい)

見えない鎖で縛ってあげたい

(あたりまえだろいまなんじ)

当たり前だろ今何時

(そりゃおいこせよいどれみなそーりー)

そりゃ追い越せ酔いどれ皆sorry

(ほらあたまがでっかちなしょうねんしょうじょの)

ほら頭がでっかちな少年少女の

(もんがいふしゅつのおーばーどーず)

門外不出のオーバードーズ

(だまれぽんこつとべおーりー)

黙れポンコツ飛ベオーリー

(そりゃこちとらちゅうがくじゅうにねんせい)

そりゃこちとら中学12年生

(そのおとろえまじりのがんこうで)

その衰え混じりの眼光で

(みつめんじゃねぇぞおい)

見つめんじゃねぇぞオイ

(かざるなのどからうたえ)

飾るな喉から歌え

(ことばがかれてしまうまで)

言葉が枯れてしまうまで

(ねぇ)

ねぇ

(もしもあなたがのぞむならば)

もしもアナタが望むならば

(すれてしまったこころにさんびかを)

擦れてしまった心に賛美歌を

(ねぇいきづらさからめをそらすことが)

ねぇ 生き辛さから目をそらすことが

(ほんとうのつみだとしかってあげたい)

本当の罪だと叱ってあげたい

(みにくいほんねをうたってあげたい)

醜い本音を歌ってあげたい

(きよくつよくよごれたこころでいま)

清く強く汚れた心で今

(あなたはおとなになったんだ)

アナタは大人になったんだ

(そしてあなたは)

そしてアナタは

(もしもあなたがわらわれたなら)

もしもアナタが笑われたなら

(やつらにこのうたとなかゆびを)

奴らにこの歌と中指を

(ねぇむちでたんきでせけんしらずの)

ねぇ 無知で短気で世間知らずの

(ことばをあたしはわかってあげたい)

言葉をアタシは分かってあげたい

(それでもあなたをわかってあげたい)

それでもアナタを分かってあげたい