魔女 / 花譜

(これはまほうだいきたひびをわすれたわたしのきせきだ)

これは魔法だ生きた日々を忘れた私の奇跡だ

(えいえんのじだいではんぎゃくしゃになったのにせもののこどもたち)

永遠の時代で反逆者になったの偽物の子供達

(はなさないでいまをゆるさないでいみを)

離さないで今を許さないで意味を

(かくしんはんでつながったみたいものをみせて)

確信犯で繋がった見たいものを見せて

(おしえてくすぶるよくぼうだらけのひびに)

教えて燻る欲望だらけの日々に

(ことばにたましいはあるか)

言葉に魂はあるか

(こたえてうたっていみをだきしめるように)

答えて歌って意味を抱きしめるように

(あなたのうぶごえをあたまのわるいごうこくを)

あなたの産声を頭の悪い号哭を

(とどいてなぞっていみをたしかめるように)

届いてなぞって意味を確かめるように

(このせかいはわたしのものだつきがなりひびくまで)

この世界は私のものだ月が鳴り響くまで

(これがげんじつだらくえんをめざしたでんしのきせきだ)

これが現実だ楽園を目指した電子の奇跡だ

(えいえんのせかいにのうずいをくすぐるにせもののけしきたち)

永遠の世界に脳髄をくすぐる偽物の景色達

(いきてきたいみとあがいてきたかこが)

生きて来た意味とあがいて来た過去が

(かそうせかいでまっているしょうめいをまってる)

仮想世界で舞っている証明を待ってる

(あきらめるないまはめざしたおのれのかちにそんざいにかくしんはあるか)

諦めるな今は目指した己の価値に存在に確信はあるか

(うたってわめいててにいれたせかいに)

歌って喚いて手に入れた世界に

(つらなるうぶごえがもじれつになりまっている)

連なる産声が文字列に成り舞っている

(こわしてうばってうばわれてしまうまえに)

壊して奪って奪われてしまう前に

(このせかいはわたしのものだおとがなりひびくまで)

この世界は私のものだ音が鳴り響くまで

(さびれたかこのいしずえをふみにじりわたしたちはうたううたう)

寂れた過去の礎を踏みにじり私たちは歌う歌う

(さがしてあがいていきてきたしょうめいが)

探してあがいて生きて来た照明が

(わたしのうぶごえがもじれつになりまっている)

私の産声が文字列に鳴り舞っている

(いまおのれをしょうめいすることばにたましいはあるか？)

今己を証明する言葉に魂はあるか？

(たたかえあらがえいまをだきしめるように)

戦え抗え今を抱きしめるように

(あなたのうぶごえをあたまのわるいごうこくを)

あなたの産声を頭の悪い号哭を

(こたえてうたってでんしのうみをまいおどって)

答えて歌って電子の海を舞い踊って

(このせかいはわたしたちのしょうめいをさがしている)

この世界は私たちの証明を探している