旅人と夏果て/hasumi

(あてもないままなつをすすむ)

あてもないまま夏を進む

(こたえのでないひびで)

答えの出ない日々で

(おわらないとただしんじてた)

終わらないとただ信じてた

(なみがぼくをさらった)

波が僕をさらった

(いつからかせかいはひろくなって)

いつからか世界は広くなって

(あっときづけばひどくとおい)

あっと気づけば酷く遠い

(なみにのまれてこきゅうができないや)

波に飲まれて呼吸が出来ないや

(もがいていたってそらはうつろって)

踠いていたって空は移ろって

(たいようがしずみよるとなり)

太陽が沈み夜となり

(すずしいかぜがふきとまどった)

涼しい風が吹き戸惑った

(なつのはて)

夏の果て

(ひずんだおもいはいきばなくくずれて)

歪んだ想いは行き場無く崩れて

(むいみなこたえをひとがさしずする)

無意味な答えを他人が指図する

(つまらないくだらないつよがりでよわいな)

つまらない　くだらない強がりで弱いな

(きれいなせかいをぼくにみせてくれ)

綺麗な世界を僕に見せてくれ

(あてもないままなつをすすむ)

あてもないまま夏を進む

(こたえをせまるひびで)

答えを迫る日々で

(めのまえひろがるなつぞらも)

目の前広がる夏空も

(うつらないもうもくなとらべらー)

映らない盲目なトラベラー

(ちずをひろげふかんするげんざいち)

地図を広げ俯瞰する現在地

(ひとめきにしていきるかいぎ)

一目気にして生きる懐疑

(ぼくがいどうしたさいくるはすうせんち)

僕が移動したサイクルは数センチ

(むかしばなししてるひまはいらない)

昔話してる暇は要らない

(さいこうのおもいでになるまえに)

最高の思い出になる前に

(こえていけるからげんざいち)

越えていけるから現在地

(なつをせに)

夏を背に

(ひずんだおもいはいきばをたださがす)

歪んだ想いは行き場をただ探す

(いみならじぶんがきめることだろう)

意味なら自分が決めることだろう

(ながされてあらがってまよいつづけていこう)

流されて抗って迷い続けていこう

(きれいなせかいをさいこうのかいを)

綺麗な世界を最高の解を

(ひずんだおもいはいきばをたださがす)

歪んだ想いは行き場をただ探す

(いみならじぶんがきめることだろう)

意味なら自分が決めることだろう

(とまらないとまらないとまらないじんせいを)

止まらない止まらない止まらない人生を

(きれいなせかいはじぶんでみるんだ)

綺麗な世界は自分で見るんだ