煌々　keiran

(きらきらあかくかがやいた)

煌々　紅く　輝いた

(がらすのまどにうつるのは)

ガラスの　窓に　映るのは

(くらくおくびょうなわたしもろくはくじょうなこころうつらずきえた)

暗く臆病な私　脆く薄情な心　映らず消えた

(ゆめみたおおきなせかいに)

夢見た　大きな　世界に

(たじろぐじぶんのよわさが)

たじろぐ　自分の　弱さが

(しだいにふくれてひとりきたいにやぶれて)

次第に膨れて　独り　期待に敗れて

(またまよいこんでいく)

また　迷い込んで　いく

(おわりにして)

終わりにして

(いつかきっとこころはれるひがくるはずだとしんじて)

いつかきっと　心晴れる日が　来るはずだと信じて

(きょうもひとりあるきつづけ)

今日も　独り　歩き続け

(まようわたし、あわれかしら？)

迷う　私、　哀れかしら？

(せかいにうまれおちて)

世界に　生まれ　落ちて

(どうけいみつけたあのひから)

憧憬　見つけた　あの日から

(わたしはそのためにいきようときめたでしょ？)

私はそのために　生きようと　決めたでしょ？

(せかいにもぐりこんで)

世界に　潜り　込んで

(こんなひびでさえいきるのは)

こんな　日々でさえ　生きるのは

(わたしのきおくとのやくそくがあるからよ)

私の記憶との　約束が　あるからよ

(くおんにつづくこのよるに)

久遠に　続く　この夜に

(ねおんのあかりがささって)

ネオンの　灯りが　刺さって

(きずつくくだんはあのひかがやくえみをうかべたむじゃきなわたし)

傷つく件はあの日　輝く笑みを浮かべた　無邪気な私

(せかいにうまれおちて)

世界に　生まれ　落ちて

(くのうといっしょにあるくなら)

苦悩と　一緒に　歩くなら

(すべてをにぎりしめてわたしでいきるから)

全てを　握りしめて　私で生きるから

(おおきくいきをすってわたしのそんざいさけんでさ)

大きく息を吸って　私の存在　叫んでさ

(せかいにわたしがいたそれだけをのこして)

世界に　私がいた　それだけを残して

(あのひ)

あの日

(ねえ)

ねえ

(きづかなければ・・・)

気づかなければ・・・

(きらきらあかくかがやいた)

煌々　紅く　輝いた

(がらすのまどにうつるのは)

ガラスの　窓に　映るのは

(ふかくおちついたわたし)

深く　落ち着いた　私

(こころにきょうじをこめて)

心に　矜持を　込めて

(ほらはしりだしていくの)

ほら　走り出して　いくの

(せかいにうまれおちて)

世界に　生まれ　落ちて

(いきるいみはもうみつけてた)

生きる意味は　もう　見つけてた

(きらきらあかくそまるどうけいをめざして)

煌々　紅く染まる　憧憬を目指して

(せかいにもぐりこんで)

世界に　潜り　込んで

(えがいたけしきにてをのばす)

描いた　景色に　手を伸ばす

(せかいにうまれおちた)

世界に　生まれ　落ちた

(これがわたしだから)

これが私だから