山崎美央/ミオヤマザキ

(きみのこえすっごくいいからもうちょっとかしを)

「君の声すっごくいいからもうちょっと歌詞を...」

(あれがいいね、これがいいね、それはだめで、んーやっぱすき)

「あれがいいね、これがいいね、それはダメで、んーやっぱ好き」

(あっちもこっちもふりまわされてもうどうしたらいいのってかんじなわけ。)

あっちもこっちも振り回されてもうどうしたらいいの？て感じなわけ。

(さいきんおもうんだ。)

最近思うんだ。

(もはやここにそんざいしてるのはわたしではなくてもいいのかもしれない。)

もはや此処に存在してるのは私ではなくてもいいのかもしれない。

(どっかのほかのやまざきみおっておんなのこつれてきて)

どっかの他の"山崎美央"って女の子連れて来て

(ここにたたせりゃいーじゃん。て。)

ココに立たせりゃいーじゃん。て。

(べつにだれかをひていしたいわけじゃなくてさ、)

別に誰かを否定したいわけじゃなくてさ、

(だれかひとりでもわたしたちのみらいをしんぱいしてくれているひとがいるのか。てはなし。)

誰か一人でも私達の未来を心配してくれている人がいるのか。て話。

(まぁそんなこといったって)

まぁそんなこと言ったって

(ひとのしんぱいしてるよゆうなんてないよね。)

人の心配してる余裕なんてないよね。

(うん、たしかにそうおもうよ。)

うん、確かにそう思うよ。

(じぶんがいきることだけでせいいっぱい。)

自分が生きることだけで精一杯。

(ただ、いま、わたしがいきているこのばしょは、)

ただ、今、私が生きているこの場所は、

(たいへんいきぐるしいばしょではあるわけだけども、)

大変息苦しい場所ではあるわけだけども、

(それでもここでいきていかなきゃいけなかったりゆうもあるわけで。)

それでもここで生きていかなきゃいけなかった理由もある訳で。

(はじめて、)

初めて、

(だれかをまもるためになんておもってがんばってみてはいるけどさ、)

「誰かを守るために！」なんて思って頑張ってみてはいるけどさ、

(おまえらころころいってることかわりすぎなんだよ。)

お前らコロコロ言ってること変わりすぎなんだよ。

(あいしてるだいすきもうぜったいはなさない)

「愛してる」「大好き」「もう絶対離さない」

(なんていって、つぎのひにはちがうおんがくがすきだっていってんじゃん。)

なんて言って、次の日には違う音楽が好きだって言ってんじゃん。

(そんなふぁっしょんめんへらみらいなかるいきもちでいわないで)

そんなファッションメンヘラみたいな軽い気持ちで言わないで

(いっしょうかけてあいすくらいのかくごでわたしのことあいせよ。)

一生かけて愛すくらいの覚悟で私のこと愛せよ。

(わかりきったことばっかいわないでよ。)

わかりきったことばっか言わないでよ。

(いいきょくかいてねいいかしかいてね)

「いい曲書いてね」「いい歌詞書いてね」

(おなじきもちでいるよおうえんしてるよ)

「同じ気持ちでいるよ」「応援してるよ」

(あいしてるよだいすきだよ)

「愛してるよ」「大好きだよ」

(みおさんかわったずっといっしょっていったのに)

「ミオさん変わった」「ずっと一緒って言ったのに…」

(うっせーな、ばーか)

うっせーな、バーカ

(いつだってそうだ。)

いつだってそうだ。

(くちのうまいやつがかちのこっていくよのなかのしすてむなんだ。)

口のうまい奴が勝ち残っていく世の中のシステムなんだ。

(ひとにうまくおもいをつたえられないわたしはずっとながれにまかせていきてきた。)

人に上手く思いを伝えられない私はずっと流れに任せて生きて来た。

(だけどさ、そんななかでも)

だけどさ、そんな中でも

(ちゃんとみてくれてるひとがどこかにぜったいいるってしんじたいじゃんか。)

ちゃんと見てくれてる人がどこかに絶対いるって信じたいじゃんか。

(じゃなきゃなんのためにもがいてんだかわかんないし、)

じゃなきゃ何の為にもがいてんだかわかんないし、

(いまこうしてうたってることもいみがなくなってしまうよ。)

今こうして歌ってることも意味が無くなってしまうよ。

(よのなかかえようなんておもうひつようはない。)

"世の中変えよう"なんて思う必要はない。

(じぶんでおもってることくらいじぶんのこえでくちにだしていってみろよ。てはなし。)

自分で想ってる事くらい自分の声で口に出して言ってみろよ。て話。

(おやでもいい。きょうだいでもいい。こいびとでもいい。)

親でもいい。兄弟でもいい。恋人でもいい。

(むしろいぬでもねこでもいいよ。)

むしろ犬でも猫でもいいよ。

(わたしはいつもねこにはなしてる。)

私はいつも猫に話してる。

(おいしいくないものはおいしくない)

美味しくないものは美味しくない！

(いきたくないとこはいきたくない)

行きたくないとこは行きたくない！！

(かわいくないものはかわいくない)

可愛くないものは可愛くない！！！

(ぶすはぶすはげははげ)

ブスはブス！！！！ハゲはハゲ！！！！！

(はい、ひとつこころにきめました。)

はい、１つ心に決めました。

(だれがなんといおうとわたしはわたしのまんま、)

誰がなんと言おうと私は私のまんま、

(わたしがいいたいことをうたっていこうとおもってます。)

私が言いたい事を歌っていこうと思ってます。

(たったにさんびゃくにんのらいぶはうすでうたってるやつになにができるか)

「たった２，３００人のライブハウスで歌ってるやつに何が出来るか？」

(っていわれたらそれまでだし、なにもできないかもわかんないけどさ。)

って言われたらそれまでだし、何も出来ないかもわかんないけどさ。

(たすうけつのよなのかをしょうすうはがひっくりかえせるよのなかだとおもってんだよね。)

多数決の世の中を少数派がひっくり返せる世の中だと思ってんだよね。

(てれびにでてるおんがくがただしいのか)

テレビに出てる音楽が正しいのか？

(わたしがうたってるおんがくがただしいのか)

私が歌ってる音楽が正しいのか？

(そんなもんせいかいあんてねーんだよ。)

そんなモン正解なんてねーんだよ。

(ただひとついえることはな、)

ただ１つ言えることはな、

(てめーらすきなものはすきだってむねはっていいってみろ。)

てめーら好きなモノは「好きだ」て胸張って言ってみろ。

(そんくらいできんだろ)

そんくらいできんだろ

(きっとみらいはだれもわからなくて)

きっと未来は誰もわからなくて

(いまいきることだけにひっしで)

今生きることだけに必死で

(こんなこどくにおびえてるいまも)

こんな孤独に怯えてる 今も

(たったいちどきりのじんせいなんだろ)

たった一度きりの人生なんだろ

(ただただこのふしあわせなこのよに)

ただただこの不幸せなこの世に

(みつけたいひかりを。)

見つけたい…　光を。

(しんじたいみらいを。)

信じたい…　未来を。