八犬伝タイピング
読みが間違っているところがあったらすみません。
どの場面かわかりやすそうなところを選びました。
以前どこかのサイトで見かけた八犬伝タイピングが見つからなくなっていたので作りました。
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問題文
(いざよいのつきまどかなり)
十六日の月円なり
(すぎくらきそのすけうじもと)
杉倉木曾介氏元
(いまやはくりゅうみなみにさる)
今や白竜南に去
(ききしにはにぬぐしょうなり)
聞しには似ぬ愚将なり
(ころさばころせ)
殺さば殺せ
(やいばのさびとなるのみならずそのいえながくだんぜつせん)
刃の錆となるのみならずその家ながく断絶せん
(わがむこにしてふせひめをめあわせんか)
わが女婿にして伏姫を妻せんか
(うまごまでちくしょうどうにみちびきてこのよからなるぼんのうのいぬとなさん)
児孫まで畜生道に導きてこの世からなる煩悩の犬となさん
(ふせひめのふせのじはひとにしていぬにしたがう)
伏姫の伏の字は人にして犬に従ふ
(みょうせんじしょうといいつべし)
名詮自性といひつべし
(ひとたびやくそくしたまいてはいでてかえらずうまもおよばず)
一トたび約束し給ひては出てかへらず馬も及ばず
(さるときはなんじがまにまにいずちまでもともなわれん)
然るときは汝が随意何地までも伴れん
(よろこばしやわがはらにものがましきはなかりけり)
歓しやわが腹に物がましきはなかりけり
(とびめぐりいりみだれてかくやくたるありさまはながるるほしにことならず)
飛遶り入紊れて赫奕たる光景は流るゝ星に異ならず
(こうべにかえたるもとどりはかれがぼうふへすんしなり)
頭に代たる髻は渠が亡父へ寸志なり
(ちゅだいとほうみょうつかまつらん)
ヽ大と法名仕らん
(さっきをふくみてぬきはなせばかたなのなかごにつゆしたたる)
殺気を含て抜はなせば刀の中心に露霤る
(いのたんぞうなおひでがむすめにてたつかとよばるるものにはべり)
井丹三直秀が女児にて手束と喚るゝものに侍り
(やややまひきろく)
弥々山蟇六
(わがねこはきじなるゆえにきじろうとなづくべし)
わが猫は雉子なる故に紀二郎と名づくべし
(たまはそがままはねかえりてふところへとびいったり)
玉はそがまゝ反かへりて懐へ飛入たり
(ぎのじあざやかによまれたり)
義の字鮮に読れたり
(きょうはみなみかぜがふきいれてかかざるあかもよれるひぞかし)
けふは南風が吹入れて掻ざる垢もよれる日ぞかし
(このうめはそのえだごとにやつずつなりぬ)
この梅はその条毎に八づつ生りぬ
(じんぎれいちちゅうしんこうてい)
仁義礼智忠信孝悌
(さてはこいぬはかのたぬきにはぐくまるるにぞあらんずらん)
原来雛狗は彼狸に孚るゝにぞあらんずらん
(あぼしさもじろうというわこうどありけり)
網乾左母二郎といふ壮佼ありけり
(さとみえてさとみえてしらほはしらせかぜもよし)
里見えて/\白帆走らせ風もよし
(あみもろともにみをおどらせてすいちゅうへおちいりけり)
網もろ共に身を跳らせて水中へ陥りけり
(かじとりのどたろうもつづいてざんぶととびいったり)
楫取の土太郎も続てざんぶと飛入たり
(いったんおやのくちづからゆるしたまいしふうふにあらずや)
一旦親の口づから許し給ひし夫婦にあらずや
(ただひとことのすてことばかけたまわぬはなさけなし)
只一ト言の捨言葉かけ給はぬは情なし
(ひとたびここをさりたまわばいかでかかえりたまうべき)
一トたびこゝを去り給はゞいかでかかへり給ふべき
(おんみのいらえをききはべらではいきてしきいのとにいでじ)
おん身の応を聞侍らでは生て閾の外に出じ
(さまたげせばわがつまにあらずすくせのあたか)
妨せばわが妻にあらず過世の讐か
(われににえすをのませたる、なさけなし)
われに熱醋を飲せたる、情なし
(あっぱれめいけん、すいきはたたず、かきをおびたるやけまるならん)
天晴名剣、水気はたゝず、火気を帯たる焼丸ならん
(なまずにはあらずして、いとくろやかにはいじみたる、たわしをひとつもられたり)
鯰にはあらずして、いと黒やかに灰染たる、束藁子をひとつ盛られたり
(そのかをかぐにはたしてすなり)
その香を齅に果して醋なり
(はるならば、みねのかすみか、なつなれば、ゆうべのにじか)
春ならば、峯の霞か、夏なれば、夕の虹か
(ごじょうぞう)
御諚ざふ
(すべるいらかをふみとめてしきりにすすむとりてのひじゅつ)
辷る甍を踏駐て頻に進む捕手の秘術
(そもそもわがちちは、そまきのぼくへいとよばれたる、あわのあおみこむらのひゃくしょうなりき)
抑わが父は、杣木朴平と呼れたる、安房の青海巷村の百姓なりき
(しもうさちばのふろうにん、おおいでたろうはなんじがことか)
下総千葉の浮浪人、大出太郎は汝が事か
(さてはすけともござんなれ)
扠は助友ござンなれ
(そなたはおとねにあらざるや)
そなたは音音にあらざるや
(われはよしろうのやすへいなり)
われは世四郎の矠平なり
(しとめたまいしかのししは、いずこにかそうろう)
刺留給ひし彼野猪は、何処にか候
(るすにはふなむしというにょうぼうひとりおり)
留守には船虫といふ女房ひとりをり
(やようちかたおきいでたまえ)
やよ内方起出給へ
(われぬすびとをうちとめたり)
われ偸児を撃留たり
(はたがみごろごろうたかなり)
畑上語路五郎高成
(さめてくやしきゆめのすけをおしまぬものはなかりけり)
覚て悔しき夢之助を惜まぬものはなかりけり
(このごろかまくらなるおんなでんがくの、いくたりかここへもきたり)
頃日鎌倉なる女田楽の、幾人かこゝへも来たり
(いくよたけのひともとたち、やひろぼそのつなわたり、これらはことにえものなり)
幾節竹の一本立、八尋細の綱渡、これらは特に本物なり
(やまじのももとなつけたり)
山路の桃と名つけたり
(たちぞあがれるあさけのが、ふりもすがたもうるわしき)
立ぞあがれる旦開野が、態も体も美しき
(かりょうびんがもかくこそ)
迦陵頻伽もかくこそ
(わけいりししおりたえたるふもとじにながれもいでよたにがわのもも)
わけ入りし栞たえたる麓路に流れも出よ谷川の桃
(わがためにこのあたを、ころせしはかのおとめなるか)
わが為にこの仇を、殺せしは彼少女なるか
(やよいぬたぬし、わなみではべり)
やよ犬田ぬし、吾儕で侍り
(はやりてけがを、さしたまうな)
早りて怪我を、さし給ふな
(みわすれもせぬあさけのなり)
見忘れもせぬ旦開野なり
(つくすまことのとどかずは、とくとくころしたまいね)
尽す誠の届かずは、とく/\殺し給ひね
(いかでわらわをともなうて、ひそかにのがれいでたまわずや)
いかでわらはを伴ふて、窃に脱れ出給はずや
(ひるはひるのきってあり、よもまたよるのきってあり)
昼は昼の符牌あり、夜も亦夜の符牌あり
(ようやくこのみのおちつかば、むかえとりてつまとせん)
やうやくこの身の落着ば、迎へとりて妻とせん
(わなみはもとよりおんなにあらず)
吾儕は素より女にあらず
(たのむにきかぬことやある)
憑むに聴ぬことやある
(かさずともいまからんず)
貸ずとも今借んず