初恋
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歌詞(問題文)
(ろくでもないこのせかいで)
ろくでもないこの世界で、
(こきゅうをうばっていたのはまぎれないぼくじしんだった)
呼吸を奪っていたのは紛れない僕自身だった。
(りゆうはいらない)
理由はいらない。
(むちゅうになりたい)
夢中になりたい。
(うすまくのようなあいにだまされても)
薄膜のような愛に騙されても。
(まるではつこいのように)
まるで初恋のように。
(あてもなくむぼうに)
あてもなく無謀に。
(くいちがいもとうにうんめいとよんじゃってさ)
食い違いも、とうに運命と呼んじゃってさ。
(すべてがうらめにでて)
全てが裏目に出て。
(こんなはずじゃなかったんだわかってくれ)
こんなはずじゃなかったんだ、わかってくれ。
(なんぱせんのように)
難破船のように、
(ことばはきみをかいしゆくえをうしなっていた)
言葉はきみを介し行方を失っていた。
(ふがいないぜ)
不甲斐ないぜ。
(どうからいせではぼくよりなさけないひとでいて)
どうか、来世では僕より情けない人でいて。
(のやまもどれいもせんそうもしらないせかいで)
野山も、奴隷も、戦争も知らない世界で、
(ぼくらはあいのためのあいをうたいかわし)
僕らは愛のための愛を歌い交わし、
(ねばーらんどのげっぷをひねりだす)
ネバーランドの月賦を捻り出す。
(ごぜんさんじのほのくらいつくえのうえに)
午前3時の仄暗い机の上に、
(わけもなくおちたかんじょうのざんさ)
訳もなく落ちた感情の残渣。
(もうのろいなんだ)
もう、呪いなんだ。
(きえてしまえよ)
消えてしまえよ。
(まるではつこいのように)
まるで初恋のように。
(もてあますむほうに)
持て余す無法に。
(かんちがいとともにふたりはしずんじゃってさ)
勘違いと共に、二人は沈んじゃってさ。
(みなもははなれてゆく)
水面は離れてゆく。
(こんなはずじゃなかったんだ)
こんなはずじゃなかったんだ。
(じゃあどんなつもりなんだ)
じゃあどんなつもりなんだ、
(はなしてくれ)
話してくれ!
(まるではつこいのように)
まるで初恋のように。
(あてもなくむぼうに)
当てもなく無謀に。
(くいちがいもとうにうんめいとよんじゃってさ)
食い違いも、とうに運命と呼んじゃってさ。
(すべてにめをつむって)
全てに目を瞑って、
(これがあいとしんじていたわらってくれ)
これが愛と信じていた、笑ってくれ!
(なんぱせんはとうにこころのかぜをかいし)
難破船は、とうに心の風を介し、
(おだやかなはまべにときがたちながれつく)
穏やかな浜辺に時が経ち流れ着く。
(いつかほとばしるこどくをなつかしむきみでいて)
いつか、迸る孤独を懐かしむ君でいて。
(はずかしいきみでいて)
恥ずかしい君でいて!!!
(どうからいせではぼくよりなさけないひとでいて)
どうか来世では僕より情けない人でいて。