モノクローム～気付けなかったdevotion～

(いつだってことばはなくても)

いつだって言葉はなくても

(むしょうのあいでぼくをつつんでくれてた)

無償の愛で僕を包んでくれてた

(さくらのこうえんでおさないぼくのてをひいてあるいてくれた)

桜の公園で幼い僕の手を引いて歩いてくれた

(それがさいしょのきおく)

それが最初の記憶

(いつもわらってはなして)

いつも笑って話して

(かよってたあのおもいも)

通ってたあの想いも

(いまはもうとどかないんだよ)

今はもう届かないんだよ

(あいしてくれたきもちのぶんりょうを)

愛してくれた気持ちの分量を

(ぼくはきっとかえせなかったんだ)

僕はきっと返せなかったんだ

(ひとりなみだをのむ)

一人涙を呑む

(ぼくもすこしおとなになって)

僕も少し大人になって

(てをはなしなかまとむれる)

手を離し仲間と群れる

(さくらのこうえんをひとりであるくあなたのうしろすがた)

桜の公園を一人で歩くあなたの後ろ姿

(さいごのきおく)

最後の記憶

(わらってはなしてかよってたあのおもいも)

笑って話して通ってたあの想いも

(いまはもうとどかないんだよ)

今はもう届かないんだよ

(あのころてれくさくてはなしたてを)

あの頃照れくさくて離した手を

(もうすこしつないだままで)

もう少し繋いだままで

(あるけばよかったな)

歩けばよかったな

(はるをすぎ)

春を過ぎ

(いつものこうえん)

いつもの公園

(よりみちしてはおもいだす)

寄り道しては思い出す

(さくらがちって)

桜が散って

(はだかのきってなんかさびしいねってわらってた)

裸の木ってなんか寂しいねって笑ってた

(あのこえをさがしてる)

あの声を探してる

(いつもわらってはなしてかよってたあのおもいも)

いつも笑って話して通ってたあの想いも

(いまはもうとどかないんだよ)

今はもう届かないんだよ

(いまのぼくがあなたのためにできることは)

今の僕があなたのために出来ることは

(あしたもかわらず)

明日も変わらず

(わらっていきていくこと)

笑って生きていくこと

(たいせつなひととのあいだに)

大切な人との間に

(ぼくもいつかいのちをうむだろう)

僕もいつか命を産むだろう

(そのときはあなたがしてくれたように)

その時はあなたがしてくれたように

(おおきなあいでまもれるようにつよくなるから)

大きな愛で守れるように強くなるから

(しんぱいしないでやすんでいいよ)

心配しないで休んでいいよ