ボディメカニクスの基本の8原則

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タグ介護

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問題文

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(しじきていめんせきをひろくする)

●支持基底面積を広くする

(たいじゅうをささえるためにひつようなゆかめんせきを「しじきていめん」といい、これをひろくすること)

体重を支えるために必要な床面積を「支持基底面」といい、これを広くすること

(でかいじょするさいのあんていかんがかくほできます。あしをそろえてちょくりつしたときより、)

で介助する際の安定感が確保できます。足を揃えて直立したときより、

(かたはばくらいにりょうあしをひらいたしせいのほうがあんていするのはこのためです。)

肩幅くらいに両脚を開いた姿勢の方が安定するのはこのためです。

(じゅうしんのいちをひくくする)

●重心の位置を低くする

(しじきていめんをひろくし、ひざをまげてからだのじゅうしんをひくくすると、)

支持基底面を広くし、膝を曲げてからだの重心を低くすると、

(あんていかんがよりあっぷします。これはかいじょするがわのようつうよぼうにもつながります。)

安定感がよりアップします。これは介助する側の腰痛予防にもつながります。

(じゅうしんのいどうをすむーずにする)

●重心の移動をスムーズにする

(おもいものはいったんもちあげてからいどうさせると、じゅうりょくのえいきょうをおおきくうけて)

重いものは一旦持ち上げてから移動させると、重力の影響を大きく受けて

(おもくかんじてしまいます。そのため、いどうかいじょのさいにはなるべくもちあげないで、)

重く感じてしまいます。そのため、移動介助の際にはなるべく持ち上げないで、

(すいへいほうこうにすらいどさせるようにするとらくにうごかすことができます。)

水平方向にスライドさせるようにすると楽に動かすことができます。

(じゅうしんをちかづける)

●重心を近づける

(おもいにもつのはいったりゅっくさっくは、かたひもをみじかくしてせなかにそわせると)

重い荷物の入ったリュックサックは、肩紐を短くして背中に沿わせると

(らくにせおうことができます。それとおなじように、しんたいかいじょでは、)

楽に背負うことができます。それと同じように、身体介助では、

(ようかいごしゃとからだをみっちゃくすることでじゅうしんをちかづけてあんていかんをかくほし、)

要介護者とからだを密着することで重心を近づけて安定感を確保し、

(かいじょするがわのちからをいれやすくします。)

介助する側の力を入れやすくします。

(てこのげんりをつかう)

●てこの原理を使う

(ささえるぶぶん(してん)・ちからをくわえるぶぶん(りきてん)・くわえたちからがはたらくぶぶん(さようてん))

支える部分(支点)・力を加える部分(力点)・加えた力が働く部分(作用点)

(のかんけいをりようすると、ちいさいちからでもしっかりささえるかいじょができます。)

の関係を利用すると、小さい力でもしっかり支える介助ができます。

(からだをちいさくまとめる)

●からだを小さくまとめる

など

(おなじおもさであれば、おおきいぼーるよりちいさいぼーるのほうがうごかしやすいのと)

同じ重さであれば、大きいボールより小さいボールの方が動かしやすいのと

(おなじで、しんたいかいじょでも、ようかいごしゃにうでやひざをまげてもらい、)

同じで、身体介助でも、要介護者に腕や膝を曲げてもらい、

(からだぜんたいをちいさくまとめてもらうとらくにかいじょできます。)

からだ全体を小さくまとめてもらうと楽に介助できます。

(おおきなきんぐんをつかう)

●大きな筋群を使う

(しんたいかいじょは、うでだけなどひとつのきんにくだけでなく、)

身体介助は、腕だけなど一つの筋肉だけでなく、

(こし・あし・せなかといったぜんしんのおおきなきんにくをいっしょにつかうことで、)

腰・脚・背中といった全身の大きな筋肉を一緒に使うことで、

(からだのいちぶぶんへのふたんをへらすことができます。)

からだの一部分への負担を減らすことができます。

(おさずにてまえにひく)

●押さずに手前に引く

(おすどうさよりもひくどうさのほうが、ひつようなちからがちいさくなります。)

押す動作よりも引く動作のほうが、必要な力が小さくなります。

(また、おすどうさはこしにむだなちからがはいりがちですが、)

また、押す動作は腰に無駄な力が入りがちですが、

(ひくどうさをいしきするとようつうをよぼうすることもかのうです。)

引く動作を意識すると腰痛を予防することも可能です。

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