銀の薔薇

(くるったさいれんすにひそんだ)

狂った静謐に潜んだ

(くろのくれいどる)

黒の揺り籠

(かしんにゆれて)

過信に揺れて

(もしおわりがあるなら)

「もし、終わりがあるなら、

(おしえてほしい)

教えてほしい」

(むくなひとみにこたえるいみはなく)

無垢な瞳に　答える術はなく

(そっとさびついたぎんのばら)

そっと錆び付いた銀の薔薇

(にぎりつぶすのさ)

握り潰すのさ

(ひどいいたみを)

酷い運命を

(わすれればと)

忘却れればと、

(のみくだせどおもいはとどかず)

飲み干せど　致死は届かず

(やみはりんね)

闇は、輪廻......

(しずかにねむる)

静かに眠る、

(おまえのくびにのこったあかし)

オマエの首に残った傷痕

(あふれたなみだのさきにあるのが)

溢れたナミダの先にあるのが

(とわのじゅばくだとしても)

永遠の呪縛だとしても

(いまこのいとおしさとせつなさをむねに)

今、この愛おしさと切なさを胸に

(ふたりねむれ)

ふたり眠れ

(もうにどと)

「もう、二度と、

(めをさますな)

目を覚ますな」

(ゆがんだｍｏｏｎｌｉｇｈｔ)

歪んだ月光

(わらえばこのちおもいだし)

嗤えば この血、想い出し

(ぎしんにかられる)

疑心に駆られる

(ひをにくみつづけなさい)

「陽を、憎み続けなさい、

(やすらぐからね)

安らぐからね」

(ははのじゅそにすがりつづけていく)

母の呪詛に　縋り続けていく

(だれもゆるさないあかいきず)

誰も、赦さない 紅い血痕

(あまくなめとれば)

甘く舐めとれば

(ふたりのねがいは)

ふたりの懇願は

(ｉｎｔｈｅｌａｂｙｒｉｎｔｈ)

in the Labyrinth

(からだよせてくちびるかわすよ)

身体寄せて 唇、交すよ

(あいはとおく)

愛は、遠く......

(ほのかにかんじ)

仄かに感応じ、

(おまえのみみにささやくきぼう)

オマエの耳に囁く希望

(ゆめみたおもいのはてにつくのが)

夢見た想いの果てに漂着くのが

(くらいしんえんだとしても)

暗い深淵だとしても

(いまこのいとおしさとせつなさをむねに)

今、この愛おしさと切なさを胸に

(ふたりねむれ)

ふたり眠れ

(このてをはなさないから)

「この手を、離さないから」

(しずかにねむる)

静かに眠る

(おまえのくびにのこったあかし)

オマエの首に残った傷痕

(あふれたなみだのさきにあるのが)

溢れたナミダの先にあるのが

(とわのじゅばくだとしても)

永遠の呪縛だとしても

(いまこのいとおしさとせつなさをむねに)

今、この愛おしさと切なさを胸に

(ほのかにかんじ)

仄かに感応じ、

(おまえのみみにささやくきぼう)

オマエの耳に囁く希望

(ゆめみたおもいのはてにつくのが)

夢見た想いの果てに漂着くのが

(くらいしんえんだとしても)

暗い深淵だとしても

(いまこのいとおしさとせつなさをむねに)

今、この愛おしさと切なさを胸に

(ふたりねむれ)

ふたり眠れ

(だれもいないおまえいがい)

「誰もいない、オマエ以外

(そばにいてくれるのは)

......側に居てくれるのは」