舌ーMy Hair is Badー

(このままきみのしたをかみきったらうそをつけなくなるかな？)

「このまま君の舌を噛み切ったら　嘘をつけなくなるかな？」

(きすしたままそうおもってためはとじないままでいた)

キスしたままそう思ってた　目は閉じないままでいた

(わかれをちかいあったそのくちでなんどもきすをした)

別れを誓い合ったその口で何度もキスをした

(きえたつづきがべっどだけにはあった)

消えた続きがベッドだけにはあった

(またねとてをふったきみがまどからみえるまでかぎはしめなかった)

「またね」と手を振った君が　窓から見えるまで　鍵は閉めなかった

(きのうきみがわすれていったきんのぴあすをかがみのまえでつけてみた)

昨日君が忘れていった金のピアスを　鏡の前で付けてみた

(おかしくてわらったらみみもとでゆれてたそれがなぜかうれしかった)

可笑しくて笑ったら耳元で揺れてた　それがなぜか嬉しかった

(もしもきみがうそをつかなかったらきっとぼくはきずつくから)

もしも君が嘘をつかなかったら　きっと僕は傷付くから

(このさきもずっとずるいひとでいてね)

この先もずっとずるい人でいてね

(だれかひとりだけをあいせるひとにならないでね)

誰か一人だけを愛せる人にならないでね

(かわいたきすがすきなきみのままでいてね)

乾いたキスが好きな君のままでいてね

(おかえりというみたいにだきよせて)

おかえりと言うみたいに抱き寄せて

(なんどもきすをしてしあわせにどろをぬろうよ)

何度もキスをして幸せに泥を塗ろうよ

(そとからかぎをかけてもうまたねなんていえないように)

外から鍵をかけて　もう「またね」なんて言えないように

(このままこのしたかみきってしまっていいでしょ？)

「このままこの舌噛み切ってしまっていいでしょ？

(ぼくのだってかみきっていいよはじめてのおそろいにしようよ)

僕のだって噛み切っていいよ　初めてのお揃いにしようよ」

(あのひいったわかれのことばをもうにどといいなおせないように)

あの日言った別れの言葉を　もう二度と言い直せないように

(もうだれにもあいをちかえないように)

もう誰にも愛を誓えないように