一方通行

(こえがこだまになりひびかずまたとまり)

声が木霊になり 響かずまた止まり

(さいごのうたさえもなにもかえられない)

最後の歌さえも何も変えられない

(ちょうごうきんでつくられたじゅうおくこえるいのち)

超合金で創られた 十億超える命

(ぶりきのこまくもってやさしいやつのふり)

ブリキの鼓膜持って 優しい奴のふり

(いのちあつまってしんごうのないみちへ)

命集まって 信号の無い道へ

(へいぼんまなんでふせいかいのくせまで)

平凡学んで 不正解の癖まで

(でんぱふさいでなきごえがきこえない)

電波塞いで泣き声が聞こえない

(いがいとここではこれもとうぜんですね)

意外と此処ではこれも当然ですね？

(ふどうのみどりのじてんせいでじゅめいをちにかえて)

不動の緑の自転星で 寿名を知に代えて

(ぽんこつだらけのまいごになったまま)

ポンコツだらけの 迷子になった儘

(あけてくるよるにとけたきおくすら)

明けて来る夜に溶けた記憶すら

(おぼえてくれないすばらしいせかいだ)

覚えてくれない 素晴らしい世界だ。

(ごぜんれいじよるになりほねのはなをさかせ)

午前零時夜になり 骨の花を咲かせ

(しにたくないよとはいえずにぶたいさり)

「死にたくないよ」とは言えずに舞台去り

(ちょうごうきんをくいそだったななじゅうおくおうさま)

超合金を食い育った七十億王様

(ふしぎなちからもってきょうめいのほろびすんぜん)

不思議な力持って　共鳴の滅び寸前

(ねぐせいたがってどくやくいぞんしょう)

寝癖痛がって 毒薬依存症

(しょうめいこうとうしきおなじみちへあるく)

証明 恒等式 同じ目標【道】へ歩く

(くうはくだれにもたよりにはなれずに)

空白 誰にも頼りにはなれずに

(ｎｅｅｄにとられてからだもばらばら)

needに取られて身体もバラバラ

(ななしくれないのはしにいっこうねんくらいたって)

名無し紅の橋に一光年位立って

(なにをさけんでもみてくれないまま)

何を叫んでも見てくれない儘

(しずんてゆくそらにおとしたこころが)

沈んで行く天に落とした心が

(ひえてただきえてにじげんのせかいへ)

冷えてただ消えて 二次元の世界へ。

(いのちあつまってしんごうのないみちへ)

命集まって信号の無い道へ

(へぶんとどいてつぎのえきにきまり)

ヘブン届いて次の駅に決まり

(りふじんわかってりかいにはつながず)

理不尽解って理解には繋がず

(ずいぶんつかれてこなになってもいい)

随分疲れて粉になっても良い？

(ふどうのみどりのじてんせいでじゅめいをちにかえて)

不動の緑の自転星で寿名を知に代えて

(そしてすてられたまいごになったまま)

そして捨てられた 迷子になった儘

(あけてくるよるにとけたわたしすら)

明けて来る夜に溶けた私すら

(おしえてくれないきたないせかいだ)

教えてくれない汚い世界だ。