giga戯画witch

(こんばんはつきあかりほしがとてもきれいだね)

こんばんは　月明かり　星がとても綺麗だね

(あたしのまほうですこしあそびましょうよ)

あたしの魔法で少し遊びましょうよ

(ひとふりつえほらねあかりんごをぷれぜんと)

ひと振り　杖　ほらね　赤リンゴをプレゼント

(たべてみてしぬほどおいしいから)

食べてみて　死ぬほどおいしいから

(やみやみかかえたひととものげんだいしゃかいにまよいこみ)

闇・病み抱えたヒトとモノ　現代社会に迷い込み

(らくがきからうまれたあたしたちいのちをふきこまれて)

『戯画』から生まれた　あたし達　命を吹き込まれて

(よみよみかかえりゃおてのものとくいなじゅじゅつはまびきじゅつ)

夜目・黄泉抱えりゃお手の物　得意な呪術は間引き術

(ひえたこどももぬるいおとなもいらないのはそぎましょう)

冷えた子供も　ぬるい大人も　いらないのは殺ぎましょう

(とけいのかねがなるいそいでしんでれら)

時計の鐘が鳴る　急いでシンデレラ

(ぬすんだてぃあらはどこしらばっくれたって)

盗んだティアラはどこ？　しらばっくれたって

(ざんねんもうみつけたよ)

残念　もう見つけたよ

(こんばんはおじょうさんつきがとてもきれいだね)

こんばんは　お嬢さん　月がとても綺麗だね

(あたしのまほうですこしあそびましょうよ)

あたしの魔法で少し遊びましょうよ

(ひとふりつえほらねがらすのくつあげましょう)

ひと振り　杖　ほらね　ガラスの靴あげましょう

(われてはへんがにくにつきささる)

割れて破片が肉に突き刺さる

(わるいこはほうきでおそうじしたの)

悪い子は箒でお掃除したの

(つみなんてかんじなくなるくらい)

罪なんて感じなくなるくらい

(いたずらするてはきりおとせおかねのもうじゃはまるはだか)

悪戯する手は切り落とせ　お金の亡者は丸裸

(からだをうるならぞうきもうればもっとよろこばれるかも)

体を売るなら臓器も売れば　もっと喜ばれるかも

(うそつきおくちはいとでぬいのぞきをするめはくりぬいて)

嘘つきお口は糸で縫い　覗きをする目はくり抜いて

(いたいおもいをしたくないのならいいこにしてなくちゃね)

痛い思いをしたくないのなら　良い子にしてなくちゃね

(まよえるこひつじとむくわれないなみだ)

迷える子羊と　報われない涙

(つみびとにあますぎておかしなくにだよね)

罪人に甘すぎて　お菓子な国だよね

(にがいすぱいすたしちゃうよ)

苦いスパイス　足しちゃうよ？

(こんばんはおぼっちゃんきょうはかぜがつよいから)

こんばんは　お坊ちゃん　今日は風が強いから

(あたしのまほうですこしあそびましょうよ)

あたしの魔法で少し遊びましょうよ

(ひとふりつえほらねかぼちゃらんぷあげましょう)

ひと振り　杖　ほらね　カボチャランプあげましょう

(ほのおのじごくでやかれてしまえ)

炎の地獄で焼かれてしまえ

(このよはふじょうりないばらのとりで)

この世は不条理な荊の砦

(あいだってどくだっておんなじものよ)

愛だって　毒だって　おんなじものよ

(こんばんはだんなさましたりがおでほほえんで)

こんばんは　旦那様　したり顔で微笑んで

(あたしのまほうですこしあそびましょうよ)

あたしの魔法で少し遊びましょうよ

(ひとふりつえほらねあかいわいんぷれぜんと)

ひと振り　杖　ほらね　赤いワインプレゼント

(あららわいんじゃないわあかいのは)

あらら　ワインじゃないわ　赤いのは

(こんばんはほしのよるつきがとてもきれいだね)

こんばんは　星の夜　月がとても綺麗だね

(あたしのまほうですこしあそびましょうよ)

あたしの魔法で少し遊びましょうよ

(ひとふりつえほらねあまいおかしあげましょう)

ひと振り　杖　ほらね　甘いお菓子あげましょう

(あなたいいこだからころさないわ)

あなた　良い子だから　殺さないわ

(わるいこはほうきでおそうじしたの)

悪い子は箒でお掃除したの

(つみなんてかんじなくなるくらい)

罪なんて感じなくなるくらい

(きれいなせかいにかえてあげる)

綺麗な世界に変えてあげる