ゆるやかな化膿
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歌詞(問題文)
(うまれおちたふたりはおなじかおだった)
生まれ落ちた二人は同じ顔だった
(とうめいなまなざしにあこがれをおぼえて)
透明な眼差しに憧れを覚えて
(たくさんのならいごともかすれるいんくのりょうも)
沢山の習い事も 掠れるインクの量も
(すべてあなたをまねたんだ)
すべてあなたを真似たんだ
(とけいのはりがまわるたびすがたがかわった)
時計の針が回るたび 姿が変わった
(かみなれたつめからかんじょうはにごった)
噛み慣れた爪から 感情は濁った
(はりぼてづくりのぷらいどをひっしでまもってきたのは)
ハリボテ造りのプライドを必死で守ってきたのは
(ぜんぶじぶんのためだった)
全部自分の為だった
(くだけたかがみのむこうがわにてがふれた)
砕けた鏡の向こう側に手が触れた
(なんでさけんだところで)
「なんで」叫んだところで
(きっといちべつもくれやしない)
きっと一瞥もくれやしない
(こぼれるえんヴぃーも)
零れる嫉妬(エンヴィー)も
(てぃあどろっぷもふじゅんぶつだっていうんだ)
落涙(ティアドロップ)も 不純物だっていうんだ
(ゆるやかなじごくから)
ゆるやかな地獄から
(ぬけだすためのかぎをさがしている)
抜け出すための鍵を探している
(とけいのはりがまわるたびすがたがかわった)
時計の針が回るたび 姿が変わった
(かみなれたつめがどうしてもけずれたままだった)
噛み慣れた爪が どうしても削れたままだった
(はりぼてづくりのぷらいどをかんたんにくずしえたのは)
ハリボテ造りのプライドを簡単に崩し得たのは
(あくしゅみすぎるさぷらいずだ)
悪趣味すぎるサプライズだ
(くだけたかがみのむこうがわにきすをした)
砕けた鏡の向こう側にキスをした
(なんでさけんだところで)
「なんで」叫んだところで
(さけびかえされるだけでしかない)
叫び返されるだけでしかない
(こぼれるしつぼうもてぃあどろっぷも)
零れる失望も落涙(ティアドロップ)も
(ぼくだけのものになってなおきえない)
僕だけのものになってなお消えない
(このむなしさからぬけだすためのかぎをさがしている)
この虚しさから抜け出すための鍵を探している
(おもいでがかのうをおこした)
思い出が化膿を起こした
(あなたにあった)
あなたに会った
(あなたにかった)
あなたに勝った
(あなたはさった)
あなたは去った
(あなたになったんだ)
あなたに為ったんだ