アマオト

(「きょうもはれるでしょう」)

「今日も晴れるでしょう」

(のうてんきなえがおも)

能天気な笑顔も

(そらのあおさもねむたいだけ)

空の青さも眠たいだけ

(べつにあめをのぞむわけではないけど)

別に雨を望むわけではないけど

(かわいてるあすふぁるとに)

乾いてるアスファルトに

(なぜだかじぶんをかさねた)

なぜだか自分を重ねた

(うしなうこわさになれたわけじゃないけど)

失う怖さに慣れたわけじゃないけど

(ぼくはまたこいをする)

ボクはまた恋をする

(あまおとがむねのおくひびいたら)

アマオトが胸の奥響いたら

(つたえたいんだすぐに)

伝えたいんだすぐに

(「きみがだいすきだよ」)

「君が大好きだよ」

(あふれだすたかなるおもいなら)

溢れ出す　高鳴る想いなら

(あまつぶになってほおをつたう)

雨粒になって頬をつたう

(「あすはくもりぞらです」)

「明日（あす）は曇り空です」

(ためいきよほうもおもたいくももきらいじゃない)

ため息予報も　重たい雲も嫌いじゃない

(かよいなれたみちがいろづいてみえる)

通いなれた道が色づいて見える

(たんじゅんなこころもよう)

単純な心模様

(なんだかじぶんがわらえた)

なんだか自分が笑えた

(かこのきずぜんぶいえたわけじゃないけど)

過去の傷全部　癒えたわけじゃないけど

(ぼくはいまこいをする)

ボクは今恋をする

(あまおとがみみのおくひびいたら)

アマオトが耳の奥響いたら

(つたえたいんだすぐに)

伝えたいんだすぐに

(「きみがだいすきだよ」)

「君が大好きだよ」

(こぼれだすほんとうのえがおで)

こぼれだす　本当の笑顔で

(たいようのようにきみをつつむ)

太陽のように君を包む

(やっとさいたはなからしたくないんだ)

やっと咲いた花　枯らしたくないんだ

(さけびたいいまきみにまたあめがふる)

叫びたい今君に　また雨が降る

(あまおとがむねのおくひびいたら)

アマオトが胸の奥響いたら

(つたえたいんだすぐに)

伝えたいんだすぐに

(「きみがだいすきだよ」)

「君が大好きだよ」

(あふれだすたかなるおもいなら)

溢れ出す　高鳴る想いなら

(あまつぶになってほおをつたう)

雨粒になって頬をつたう