アザレアの亡霊
空白・括弧はなし。
22.「みだら」がNGワードなので旧字に差し替えています。ご了承ください。
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歌詞(問題文)
(そうけだかくにごしたはいとしみたいな)
そう気高く濁した廃都市みたいな
(このてっとうをあおいだまちがぼくじしんだった)
この鉄塔を仰いだ街が ボク自身だった
(ひそめるはかばとまけいぬべんでった)
潜める墓場と 負け犬ベンデッタ
(そのかんさんなすがたにだいていでんがふった)
その閑散な姿に大停電が降った
(あじけないくらいかちもないぶたいきっとあいもないだろう)
味気ないくらい価値もない舞台 きっと愛もないだろう
(はんとうめいのしんきろうはくちゅうにくさって)
半透明の蜃気楼 白昼に腐って
(あじけないくらいだれもないてないだってじょうもないだろう)
味気ないくらい誰も泣いてない だって情もないだろう
(ずっとうたをうたっていようたいくつだろ)
ずっと歌を歌っていよう 退屈だろ
(でもそんなさっぷうけいにきみはいた)
でもそんな殺風景にキミはいた
(にびいろのまわりまわるかんじょうはかさなりあった)
鈍色の廻り廻る感情は重なり合った
(このだいとかいのあいとあいをあつくからませ)
この大都会の愛と哀を熱く絡ませ
(きみをまもるまちはひかりはなった)
キミを守る街は光放った
(ほらどどめいろのあめがふってしかいをぬりつぶした)
ほらドドメ色の雨が降って視界を塗り潰した
(あいもしらないままよごれたまま)
愛も知らないまま 汚れたまま
(そうしぼりあげてはまたはきだした)
そう絞り上げては また吐き出した
(ひらべったいことばはせいじゃくをきった)
平べったい言葉は静寂を切った
(きっかいなまちとだたい、せい、ばるてぃーご)
奇っ怪な街と 堕胎、性、バルティーゴ
(そのれっとうをはらんだぼくはちじょくにつかったまま)
その劣等を孕んだボクは恥辱に浸かったまま
(そんなさっぷうけいにきみがおくりこんだげんそう)
そんな殺風景にキミが送り込んだ幻想
(てりつけるせんこうくらんだげんふうけいにひをともせ)
照り付ける閃光 眩んだ原風景に火を灯せ
(いままでのまざりまざるげんしょうはきっさきになった)
今までの混ざり混ざる現象は切先になった
(じこぼうぎょにどくせんよくがみだらにとけて)
自己防御に独占欲が 婬らに溶けて
(ひばなちりねじまきぐんしゅうをかけた)
火花散りネジ巻き 群衆を駆けた
(でもきづかれはしないままひねくれたぼくさ)
でも気付かれはしないまま 捻くれたボクさ
(あいもさかまくほどゆるされない)
愛も逆巻くほど許されない
(ゆがみだすこころもこんなすがたならきみもあいもくずれさればくさりはほどかれるの?)
歪みだす心も こんな姿ならキミも愛も崩れ去れば鎖は解かれるの?
(がいどらいんのやこうちゅうににたがいとうさそうげっこうれっしゃ)
ガイドラインの夜光虫に似た街灯 誘う月光列車
(しめるせかいからきみひとりをはじきだせばだれのものになるだろう)
湿る世界からキミ一人をはじき出せば誰のものになるだろう
(ひにくにさいたまちで)
皮肉に咲いた街で
(まわりまわるかんじょうはかさなりあった)
廻り廻る感情は重なり合った
(このだいとかいのあいとあいをあつくからませ)
この大都会の愛と哀を熱く絡ませ
(きみをまもるまちはせつなくとがった)
キミを守る街は切なく尖った
(まるでぼくはふりかざすやいばで)
まるでボクは振りかざす刃で
(だれかゆるしてよってただみがってなこえひびかせて)
「誰か許してよ」って ただ 身勝手な声響かせて
(たすからないせいめいせんだってしかたがないって)
助からない生命線だって仕方がないって
(きみをまもるまちにきみはいなくて)
キミを守る街にキミはいなくて
(それならぼくはこのまちのこどくなぼうれいだ)
それならボクはこの街の孤独な亡霊だ
(あいもしらないままいきつづけよう)
愛も知らないまま 生き続けよう
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