僕らの在り処　ロクデナシ

(ねぇじょうずないきかたってどんなんだろう)

ねぇ上手な生き方ってどんなんだろう

(くちにしたってこたえなどありはしないけど)

口にしたって応えなどありはしないけど

(もうどれだけこんなよるを)

もうどれだけこんな夜を

(すごしているんだろう)

過ごしているんだろう

(あるきだすにはあかりがたんないよ)

歩き出すには灯りが足んないよ

(ねぇどうやらこのせかいはまがいもんなんだよ)

ねぇどうやらこの世界は紛い物なんだよ

(あけないよるもやまぬあめも)

明けない夜も止まぬ雨も

(ほんとにあるんだよ)

ほんとにあるんだよ

(そうおもわなきゃみがもたない)

そう思わなきゃ身が持たない

(ところまできてるけど)

ところまできてるけど

(たわごとだってふかんしてないてる)

戯言だって俯瞰して泣いてる

(どこだろう)

どこだろう

(ぼくらのありかは)

僕らの在り処は

(わずかすうびょうさきのみらいすらしりえないぼくらに)

僅か数秒先の未来すら知り得ない僕らに

(むこういくとしのじんせいはおもにだよな)

向こう幾年の人生は重荷だよな

(くのうもざせつもこうかいも)

苦悩も挫折も後悔も

(たどるべきみちだったとはおもえないよな)

たどるべき道だったとは思えないよな

(ぼくらはよわいから)

僕らは弱いから

(ねぇそれでもこたえばっかもとめてしまうのは)

ねぇそれでも答えばっか求めてしまうのは

(いきようとしてもがいてる)

生きようとして藻掻いてる

(そのしょうめいだろ)

その証明だろ

(そうおもわなきゃみがもたないところまできたんだよ)

そう思わなきゃ身が持たないところまできたんだよ

(それならもっとじぶんをほこりたい)

それならもっと自分を誇りたい

(たゆたうこころのゆくえも)

揺蕩う心の行方も

(ならばまちがいばっかでもいい)

ならば間違いばっかでもいい

(いくどのせんたくにうしろがみをひかれるまままようのもいい)

幾度の選択に後ろ髪を引かれるまま迷うのもいい

(まえだけをむいてるいることだけが)

前だけを向いてるいることだけが

(ただしいとはどうしてもおもえないから)

正しいとはどうしても思えないから

(わずかすうびょうさきのみらいすらしりえないぼくらに)

僅か数秒先の未来すら知り得ない僕らに

(むこういくとしのじんせいはおもにだけど)

向こう幾年の人生は重荷だけど

(くのうやざせつのさいはてで)

苦悩や挫折の最果てで

(たどるべきみちだったって)

たどるべき道だったって

(わらいたいよな)

笑いたいよな

(かわらずよわいまま)

変わらず弱いまま

(おうとうせよ)

応答せよ

(おうとうせよ)

応答せよ

(みらいのぼくら)

未来の僕ら

(めいじしてよ)

明示してよ

(かくたるもの)

確たるもの

(いきてるというしょうさを)

生きてるという証左を

(てらしてくれよ)

照らしてくれよ

(たったひとつのぼくらのありか)

たった一つの僕らの在り処

(おうとうせよ)

応答せよ

(おうとうせよ)

応答せよ