渋谷アクアリウム

(むげんにひろがったまちのあかりをながめていたら)

無限に広がった街の灯りを眺めていたら

(じぶんがいなくたってなにもかわらないきがしちゃうけど)

自分がいなくたって何も変わらない気がしちゃうけど

(でもきみがいなきゃこのうたをうたっていないから)

でも君がいなきゃこの歌を歌っていないから

(すこしのあいだきいててほしいんだ)

少しの間聴いててほしいんだ

(そうだひとつだけやくそくしようよ)

そうだ、一つだけ約束しようよ

(きっとかなえるよこのまちをいつか)

きっと叶えるよ　この街をいつか

(くらげたちがおよぎまわる)

クラゲたちが泳ぎまわる

(おとぎばなしみたいなゆめを)

おとぎ話みたいな夢を

(きみだけにしかないいろでさあえがいてよ)

君だけにしかない色で さあ、描いてよ

(そのまよいもあいもぜんぶすいそうにうかべようか)

その迷いも哀も全部水槽に浮かべようか

(ねえけっしてきれいないろばかりじゃなくていいよ)

ねえ、決して綺麗な色ばかりじゃなくていいよ

(だれにもみえないようにちいさなひかりともす)

誰にも見えないように小さな光灯す

(そんなよるがわたしはすきだ)

そんな夜が私は好きだ

(だれかにひていされるたびあかりがひとつきえてく)

誰かに否定されるたび灯りがひとつ消えてく

(くらやみにのみこまれるまえに)

暗闇に飲み込まれる前に

(しんじてしんじてねえしんじてしんじて)

信じて 信じて ねえ、信じて 信じて

(にぎりしめたひかりを)

握りしめた光を

(きみとよるをただくらげのようにおよいでいたい)

君と夜をただクラゲのように泳いでいたい

(いたいくらいでいいよおなじうたでねむりにつきたいの)

痛いくらいでいいよ 同じ歌で眠りにつきたいの

(そうだひとつだけやくそくしようよ)

そうだ、一つだけ約束しようよ

(きっとかなえるよこのまちをいつか)

きっと叶えるよ　この街をいつか

(くらげたちがおよぎまわる)

クラゲたちが泳ぎまわる

(おとぎばなしみたいなゆめを)

おとぎ話みたいな夢を

(なんどやりなおしたっていいんださあえがいてよ)

何度やり直したっていいんだ さあ、描いてよ

(そのまよいもあいもぜんぶすいそうにうかべようか)

その迷いも哀も全部水槽に浮かべようか

(ねえけっしてきれいないろばかりじゃなくていいよ)

ねえ、決して綺麗な色ばかりじゃなくていいよ

(だれにもみえないようにちいさなひかりともしつづけるいつだって)

誰にも見えないように小さな光灯し続ける いつだって

(そのまよいもあいもぜんぶじぶんのいろにかえてえがきだした)

その迷いも哀も全部 自分の色に変えて描き出した

(くらげがおよぐそんなよるがわたしはすきだ)

クラゲが泳ぐ そんな夜が私は好きだ