まっさら
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歌詞(問題文)
(あらしにのまれたつぎのあさぜんぶをなくしてぼうだちだ)
嵐に飲まれた次の朝 全部を失くして棒立ちだ
(うまれたばっかのあかんぼうはきっとこんなきぶんだからなくんだ)
生まれたばっかの赤ん坊は きっとこんな気分だから泣くんだ
(じゃぐちをひねってみずをのむしにたいときでものどはかわく)
蛇口をひねって水を飲む 死にたいときでも喉は乾く
(からだはたりないものをほっするあたまはいっぱいだとへらしたがる)
身体は足りないものを欲する 頭はいっぱいだと減らしたがる
(できればしんぷるにいきたいなだいじなものはいっこでいい)
できればシンプルに生きたいな 大事なものは一個でいい
(そうおもってもふえてゆくだいじなものににがわらい)
そう思っても増えてゆく 大事なものに苦笑い
(まもりたいゆえになげやりなむてっぽうもはばかられるもんで)
守りたいゆえに投げやりな 無鉄砲も憚られるもんで
(それをおくびょうといわれんならそうぼせきにきざんでかまわない)
それを臆病と言われんなら そう墓石に刻んで構わない
(おちばをならしあるくくたびれたまちをなでる)
落ち葉を鳴らし歩く くたびれた町を撫でる
(こがらしがなぐさめるきっとあしたはゆきだよ)
木枯らしが慰める きっと明日は雪だよ
(きみのめはまっかだなにがあったなみだ)
君の目は真っ赤だ 何があった涙
(なきじゃくってまっさらうまれかわるあした)
泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日
(きたいなんかしないといってたくせにかなしくなってるばかやろう)
期待なんかしないと言ってたくせに 悲しくなってる馬鹿野郎
(なみだとこうかいのらくがきみたいはくしにもどれないぼくらだから)
涙と後悔の落書きみたい 白紙に戻れない僕らだから
(これまできずつきすぎたからおおくはのぞまないってのはわかる)
これまで傷つきすぎたから 多くは望まないってのは分かる
(だけどときたまおとずれるよろこびにもまゆをひそめて)
だけどときたま訪れる 喜びにも眉をひそめて
(くさして、けなして、つばはいてねじれたこころにみうしなう)
くさして、貶して、唾吐いて 捻じれた心に見失う
(ほんとうのじぶんなんてもんはいつもゆがみのねもとにくもがくれ)
本当の自分なんてもんはいつも ゆがみの根元に雲隠れ
(みあげたひこうきぐものでどころがみつからない)
見上げた飛行機雲の 出所が見つからない
(だけどそんざいしたのはたしかだたしかだ)
だけど存在したのは 確かだ 確かだ
(きみのめはまっかだなにがあったなみだ)
君の目は真っ赤だ 何があった涙
(なきじゃくってまっさらうまれかわるあした)
泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日
(これからのことはわからないわからないことにはおびえない)
これからの事は分からない 分からない事にはおびえない
(あしたなんかによごされはしないはくしにもどれないぼくらだから)
明日なんかに汚されはしない 白紙に戻れない僕らだから
(あらしのばんにぼくはねがうぜんぶきえろとそっとねがう)
嵐の晩に僕は願う 全部消えろとそっと願う
(きえたらきえたできっとなくさいあくなぼくをおしこめる)
消えたら消えたできっと泣く 最悪な僕を押し込める
(あしたはいいことがあるってこんきょがないとふあんになる)
明日はいいことがあるって 根拠がないと不安になる
(だからこんきょをさがしているみつからないからなけてくる)
だから根拠を探している 見つからないから泣けてくる
(きみのめはまっかだなにがあったなみだ)
君の目は真っ赤だ 何があった涙
(なきじゃくってまっさらうまれかわるあした)
泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日
(えがきなおせないかいがかけしごむのないちょうへんしょうせつ)
描きなおせない絵画か 消しゴムのない長編小説
(きょうまでにきょうからをうわがきはくしにもどれないぼくらだから)
今日までに今日からを上書き 白紙に戻れない僕らだから