ゴースト

(ふりかえればはてしないごーるはそうとおくない)

振り返れば果てしない　ゴールはそう遠くない

(じゅうたくちのじむのぺでぃｂｇｍのりょこうき)

住宅地のジムノペディ　BGMの旅行記

(ぼくらいきをしていたよつきあかりになつのにおい)

僕ら息をしていたよ　月明かりに夏の匂い

(なにかからかくれてたぼくらずっとかくれてた)

何かから隠れてた　僕らずっと隠れてた

(まちがいだといわれてもしっぱいとやゆされても)

間違いだと言われても　失敗と揶揄されても

(ぼくにはわからないんだよおなじことばをはなせよ)

僕には分らないんだよ　同じ言葉を話せよ

(ただしくなんてなくていいやさしくなくていい)

正しくなんてなくていい　優しくなくていい

(じぶんかってがちょうどいいきょうがきみのばーすでい)

自分勝手が丁度いい　今日が君のバースデイ

(ひたかくしたこころのおくそこしょけいされちゃうかもぜんぶばれてしまったら)

ひた隠した心の奥底　処刑されちゃうかも　全部ばれてしまったら

(きみのきおくからなみだはきえろよかったことだけかぞえてわらえたら)

君の記憶から涙は消えろ　良かったことだけ数えて笑えたら

(またあしたここであおう)

また明日ここで会おう

(わすれさられたまどぎわのごーすと)

忘れ去られた窓際のゴースト

(もたざることがはからずもぶきになるはいあがるときにだけ)

持たざることが図らずも武器になる　這い上がるときにだけ

(さよならをいいにきたよさびしいけどでかけるよ)

さよならを言いに来たよ　寂しいけど出かけるよ

(ずっとそばにいたいけどやりたいことがあるんだ)

ずっと傍にいたいけど　やりたいことがあるんだ

(ほしのかげでくらしてはつばをはいてたむしけら)

星の影で暮らしては　唾を吐いてた虫けら

(みかえすかくごはしてたそれがゆいいつのあいであ)

見返す覚悟はしてた　それが唯一のアイデア

(さいあくなさいごにならなきゃいいなわらっておわりたいなんてぼくはぜいたくかな)

最悪な最後にならなきゃいいな　笑って終わりたいなんて　僕は贅沢かな

(きみのみらいからなみだはきえろあさひさすへやでくるまってわらえたら)

君の未来から涙は消えろ　朝日射す部屋で包まって笑えたら

(またあしたここであおう)

また明日ここで会おう

(わすれさられたまどぎわのごーすと)

忘れ去られた窓際のゴースト

(ゆるされるがわじゃなくてゆるすんだきみじしんのせかいを)

許される側じゃなくて許すんだ　君自身の世界を

(ゆびでたどるかこさむねいるぴんとはずれたきねんしゃしん)

指で辿る過去サムネイル　ピント外れた記念写真

(すまほのなかきょねんのどうがわらってたけどすっかりわすれてしまった)

スマホの中去年の動画　笑ってたけどすっかり忘れてしまった

(しくじったかこはかずしれずけどはたせばいつぞやのくつじょくだってうちけす)

しくじった過去は数知れず　けど果たせば　いつぞやの屈辱だって打ち消す

(おわりみとめなけりゃきょうがまえがきになる)

終わり認めなけりゃ今日が前書きになる

(そしてそれがまぎれないきしょうてんけつのきになる)

そしてそれが　まぎれない起承転結の起になる

(きみのしかいからなみだはきえろかこはぜんぶけしたってかまわない)

君の視界から涙は消えろ　過去は全部消したって構わない

(これからにあいにいこう)

これからに会いに行こう

(わすれさられたまどぎわのごーすとなくしたぶんはうけとってかまわない)

忘れ去られた窓際のゴースト　失くした分は受け取って構わない

(またいつかここであおう)

またいつかここで会おう

(だれのさしずもきかないだれのちずもたどらない)

誰の指図も聞かない　誰の地図も辿らない

(そのままでげいじゅつてきえがくきたないときれい)

そのままで芸術的　描く汚いと綺麗

(ただしくなんてなくていいやさしくなんてなくていい)

正しくなんてなくていい　優しくなんてなくていい

(じぶんかってがちょうどいいきょうがぼくのばーすでい)

自分勝手が丁度いい　今日が僕のバースデイ