路地裏タッグ

(しょうてんがいのこみちをぬって)

商店街の小道を縫って

(うおうさおうとちってはけて)

右往左往と散ってハケて

(ごみくさいこうかしたへ)

ゴミくさい高架下へ

(しちてんばっとうですべりこんだけど)

七転八倒で滑り込んだけど

(しんぱくすうきゅうじょうしょうぜつぼうてきじょうきょうの)

心拍数急上昇 絶望的状況の

(ぼくらをすくうものはいない)

僕らを救う者は居ない

(げんじつてきこうどうをかんじょうのすきまで)

現実的行動を 感情の隙間で

(おしころしながら)

押し殺しながら

(かぞえおえたらそのままはしれ)

数え終えたら そのまま走れ

(ふりかえらないで)

振り返らないで

(おなじみちをたどるのは)

同じ道を辿るのは

(もうこりごりなんだ)

もう懲り懲りなんだ

(はなたれたやつをみのがすな)

放たれた奴を見逃すな

(かざられたまちをふみつけ)

飾られた街を踏みつけ

(にげばのないふくろこうじ)

逃げ場の無い袋小路

(そらにてをのばすんだ)

空に手を伸ばすんだ

(みつかっためをそらすな)

見つかった 目を逸らすな

(かさなったてをはなすな)

重なった 手を離すな

(ひかげこうえんまえにあつまって)

ひかげ公園前に集まって

(さあじょうきょうかくにんとうそうさくせんかいぎだ)

さあ、状況確認逃走作戦会議だ

(よそくふかのうよそくふかのう)

予測不可能 予測不可能

(はいごにけはいをかんじて)

背後に気配を感じて

(どこにいけばなにをすれば)

どこに行けば 何をすれば

(たすかるかなんて)

助かるかなんて

(かみかぜがふくらむねをのんで)

神風が吹く ラムネを飲んで

(ひとやすみしてこきゅうをととのえたら)

一休みして 呼吸を整えたら…

(おにのあしおとが)

オニの足音が…

(しくじったゆだんしてた)

しくじった！油断してた！！

(たいせいをたてなおすんだ)

体勢を立て直すんだ

(しほうはっぽうかんぜんほういされ)

四方八方完全包囲され

(たいろをたたれたって)

退路を断たれたって

(ほうほうをひねりだすんだ)

方法をひねり出すんだ

(あきらめるのはまだはやい)

諦めるのはまだ早い

(ぐずぐずしてるひまはない)

グズグズしてる暇はない！

(さあきんきゅうはいちさいせんけいかくじっこうだ)

さあ、緊急配置再戦計画実行だ

(からすのなきごえがぼくらを)

カラスの鳴き声が僕らを

(かえらせようとさとしてきたって)

帰らせようと諭してきたって

(けっちゃくはまだついてはいないんだから)

決着はまだ着いてはいないんだから

(あそばせておくれよ)

遊ばせておくれよ

(まだまけてはいない)

まだ 負けてはいない

(はなたれたやつをみのがすな)

放たれた奴を見逃すな

(かざられたまちをふみつけ)

飾られた街を踏みつけ

(にげばのないふくろこうじ)

逃げ場の無い袋小路

(そらにてをのばすんだ)

空に手を伸ばすんだ

(みつかっためをそらすな)

見つかった 目を逸らすな

(かさなったてをはなすな)

重なった 手を離すな

(したまちのそらをかけぬけろ)

下町の空を駆け抜けろ

(もうせいげんじかんいっぱいこえそうなんだから)

もう制限時間いっぱいこえそうなんだから

(かまわないで)

構わないで

(いきのびて)

生き延びて

(ためらわないで)

ためらわないで

(なかまがいなくなったって)

仲間が居なくなったって

(かつろをさがしだすんだ)

活路を探し出すんだ

(けいそつなあしをゆるすな)

軽率な足を許すな

(かんじょうのなみをうごかすな)

感情の波を動かすな

(がんじがらめでつかみとれ)

がんじがらめで掴み取れ

(さあげんかいとっぱすんぜんさいしゅうゆうぎの)

さあ 限界突破寸前最終遊戯の

(しゅうりょうをつげるごじのかねがなりひびいた)

終了を告げる5時の鐘が鳴り響いた