すれすれ

(ああすればよかった)

ああすれば良かった

(こういえばよかった)

こう言えば良かった

(よかったかなんて)

良かったかなんて

(べつにわからないけど)

別に わからないけど

(こうかいなんてしたくない)

後悔なんてしたくない

(でもどうでもよくもしたくない)

でもどうでもよくもしたくない

(ちょうどいいところ)

ちょうどいいところ

(こころおさまらなくて)

こころ収まらなくて

(こたえあわせをさせてよ)

答え合わせをさせてよ

(なにがいけなかったですか)

何がいけなかったですか

(ためすようなことしたくないのに)

試すようなことしたくないのに

(たしかめたくなっちゃって)

確かめたくなっちゃって

(ぼくたちはどうして)

僕たちはどうして

(すぐまちがえてしまうんだろう)

すぐ間違えてしまうんだろう

(たいせつのゆうせんじゅんい)

大切の優先順位

(わかんなくなる)

わかんなくなる

(なみだをふいてあるいた)

涙を拭いて歩いた

(あのときのせんたくを)

あのときの選択を

(うたがいたくなんてなかった)

疑いたくなんてなかった

(なにしてんだろう)

何してんだろう

(ばかみたいだなぁ)

バカみたいだなぁ

(このままでいいのかなって)

このままで良いのかなって

(いいわけがないのにね)

良いわけがないのにね

(ねえそれなりってどれくらい)

ねえそれなりってどれくらい？

(ふつうなんていわれても)

普通なんて言われても

(とれないふあんだけくつうになんだよ)

取れない不安だけ 苦痛になんだよ

(きみはいつもこんなにちかくにいんのに)

君はいつもこんなに近くにいんのに

(なんでこんなとおくにかんじるんだろう)

なんでこんな遠くに感じるんだろう

(こころのばしょなんてそれぞれなのに)

こころの場所なんてそれぞれなのに

(おんなじをもとめちゃって)

おんなじを求めちゃって

(おもいどおりいかない)

思い通りいかない

(そんなのはあたりまえと)

そんなのは当たり前と

(なんでもないようなかおして)

何でもないような顔して

(わらわないでよ)

笑わないでよ

(なみだこらえてかくした)

涙こらえて隠した

(きみのいたみをはなして)

君の痛みを話して

(なんにもできずにただまって)

何にもできずにただ待って

(すれちがうのは)

すれ違うのは

(もういやだよ)

もうイヤだよ

(なでようとしてきずをひろげて)

撫でようとして傷を広げて

(しればしるほどわかんなくなってく)

知れば知るほどわかんなくなってく

(こころってほんとすれすれなんだ)

こころってほんとすれすれなんだ

(ふれそうでさわれなくて)

触れそうで触れなくて

(ぼくたちはどうしてすぐまちがえてしまうんだろう)

僕たちはどうしてすぐ間違えてしまうんだろう

(こたえのないかんじょうにりゆうをつけたがるんだよ)

答えのない感情に理由をつけたがるんだよ

(ああすればこうすればって)

ああすれば こうすればって

(わかんなくなる)

わかんなくなる

(なみだをふいてあるいた)

涙を拭いて歩いた

(あのときのせんたくを)

あの時の選択を

(いたみにかえてしまったんだ)

痛みに変えてしまったんだ

(なにしてんだろう)

何してんだろう

(とらわれてさ)

とらわれてさ

(ばかみたいだなぁ)

バカみたいだなぁ