叶わない

(かなわないならもうふれないで)

叶わないならもう触れないで

(あなたのことおもうともうはりさけるこころ)

あなたのこと思うともう張り裂ける心

(ひにひにいたみきずぐちはうみ)

日に日に痛み　傷口は膿み

(たしかなみゃくをうつ)

確かな脈を打つ

(てせいのばくだんはあなたがはなしたぽるしぇを)

手製の爆弾は　あなたが放したポルシェを

(ぶっとばしていく)

ぶっ飛ばしていく

(ところであなたのいちばんになるには)

ところであなたの一番になるには

(どうすればよかったの)

どうすれば良かったの？

(いまだからいいでしょおしえてよ)

今だからいいでしょ　教えてよ

(あたしのだいじないちねんをむだにしたじかくはおありなの)

あたしの大事な一年を 無駄にした自覚はおありなの？

(うそだよよかったよむだにしないよ)

…嘘だよ　よかったよ　無駄にしないよ

(あなたとすごすいちにちはあさやけでおわる)

あなたと過ごす一日は朝焼けで終わる

(けさはよくねむれたのでもうみずにすみそう)

今朝はよく眠れたのでもう見ずに済みそう

(つらいのはそれだけ)

辛いのはそれだけ

(かなわないならわらいかけないで)

叶わないなら　笑いかけないで

(あたしまだそこにいてもよかったのってかんちがい)

あたしまだそこに居てもよかったの？って勘違い

(みにくいいたいすきじゃないっていってみせてよ)

醜いイタイ好きじゃない って言ってみせてよ

(がそりんはとうにきれたのにひにくにもいかされている)

ガソリンはとうに切れたのに　皮肉にも生かされている

(しあわせだったよるのじょしゅせき)

しあわせだった　夜の助手席

(きらめくまちはおろかこっちへおいでよ)

きらめく街は愚か　こっちへおいでよ

(はしらすみちごとそらにうかべたふたりのまちはのどか)

走らす道ごと　空に浮かべた二人の街はのどか

(しあわせだったよ)

しあわせだったよ

(むせきにんがこうかふこうかなんてどうでもよかった)

無責任が幸か不幸かなんてどうでもよかった

(いまここにないものよりもずっとだいじなのは)

今ここに無いものよりもずっと大事なのは

(ただそばにいたいとおもうきもちのはずだったのに)

ただ傍にいたいと思う気持ちのはずだったのに

(だいすきだったよ)

だいすきだったよ

(かなわないならどうしてあんなふうに)

叶わないなら　どうしてあんな風に

(だきしめたりきすしたりすきっていったの)

抱きしめたりキスしたり好きって言ったの？

(かなわないからもうふれないわほんとうよ)

叶わないから　もう触れないわ　本当よ

(だってもらったものがきらきらと)

だって貰ったものがキラキラと

(あすもあさってもこころのおくのぽけっとでいきる)

明日も明後日も心の奥のポケットで生きる

(きょうまでのあたしもここにつめてぶっとばすの)

今日までのあたしもここに詰めてぶっ飛ばすの

(おげんきで)

お元気で

(ぽるしぇをぶっとばしてく)

ポルシェを　ぶっ飛ばしてく