おねがいダーリン

(おねだりしてみてほしいの)

おねだりしてみてほしいの

(だーりんあなたはわたしのいうことぜんぜんきかない)

ダーリン　あなたは私の言うこと　全然聞かない

(あれほどやめてっていったたばこもおさけも)

あれほどやめてって言った　煙草もお酒も

(まいにちふたはこななかんいちにちたりともかかさず)

毎日二箱七缶　一日たりとも欠かさず

(かんぞうやられておしゃかになってもかんびょうしてあげないんだから)

肝臓やられてお釈迦になっても　看病してあげないんだから

(ああいやこういうてこでもきかないあなたのはーとはまっくろです)

ああ言やこう言う　てこでもきかない　あなたのハートは真っ黒です

(いいたいことはいわないし)

言いたいことは言わないし

(いきたいとこからやりたいことまできめてるくせしてだんまりさん)

行きたいとこからやりたいことまで　決めてる癖してだんまりさん

(ねえそんなのばかみたいじゃない？)

ねえ　そんなの馬鹿みたいじゃない？

(そうじゃない？じゃない？じゃない？)

そうじゃない？じゃない？じゃない？

(いつもおもわせぶりなかんじでさっしてほしいかんじで)

いつも思わせぶりな感じで　察してほしい感じで

(わざとくちにしないのずるくない？ばかじゃないの？)

わざと口にしないの　ずるくない？　馬鹿じゃないの？

(おねがいだーりんみてきいてほしいのはかたちのないもの)

お願いダーリン見て聞いて　欲しいのは形のないもの

(ばかにしないわみてきいてのぞいてよひとみのおくのほう)

馬鹿にしないわ　見て聞いて　覗いてよ瞳の奥の方

(まっすぐみつめておねだりしてみてほしいの？)

真っ直ぐ見つめて　おねだりしてみて欲しいの？

(だーりんわたしはあなたのきもちをぜんぜんしらないわ)

ダーリン私はあなたの気持ちを　全然知らないわ

(あれほどけなげにみつめてきたのにいまではすっかりしらんぷり)

あれほど健気に見つめてきたのに　今ではすっかり知らんぷり

(ていうかそれってあぐらかいてるだけなんじゃないんですかぶっちゃけ)

ていうか　それって胡坐かいてるだけなんじゃないんですか　ぶっちゃけ

(したさきさんずんあなたのおかげでわたしのはーとはぼろぼろです)

舌先三寸　あなたのお陰で　私のハートはボロボロです

(つれないときはつれないし)

つれない時はつれないし

(そっちがなかなかいいださないからいっつもわたしがかじとりじゃん？)

そっちが中々言い出さないから　いっつも私が舵取りじゃん？

(ねえなんだかばかみたいじゃない？そうじゃない？じゃない？じゃない？)

ねえなんだか馬鹿みたいじゃない？　そうじゃない？じゃない？じゃない？

(どこかあしもとみてるかんじでねぶみされてるかんじで)

どこか足元見てる感じで　値踏みされてる感じで

(なにそれかけひきやらかちまけじゃなくない？)

なにそれ　駆け引きやら　勝ち負けじゃなくない？

(そういうめんどくさいことしてるからめんどくさいことになるんだよ)

そういうめんどくさいことしてるから　めんどくさいことになるんだよ

(かもくなだーりんねえきいてせつなさはかざりじゃないのよ)

寡黙なダーリン　ねえ聞いて　切なさは飾りじゃないのよ

(よそみしないでにげないでさわってよこころのおくのほう)

よそ見しないで　逃げないで　触ってよ　心の奥の方

(いっしゅんのことじゃないおねだりしてはくれないの？)

一瞬のことじゃない　おねだりしてはくれないの？

(ことばにできないおくびょうさはしたたかさではないのよ)

言葉にできない臆病さは　強かさではないのよ

(あまえてないでくちにだしてよもうちゃんとこっちむいてったら)

甘えてないで口に出してよ　もうちゃんとこっち向いてったら

(おねがいだーりんみてきいてほしいのはかたちのないもの)

お願いダーリン見て聞いて　欲しいのは形のないもの

(ばかにしないわみてきいてのぞいてよひとみのおくのほう)

馬鹿にしないわ見て聞いて　覗いてよ　瞳の奥の方

(かもくなだーりんねてないであばいてよわたしのすがおを)

寡黙なダーリン寝てないで　暴いてよ私の素顔を

(おねがいだーりんそばにいてさわらせてこころのおくのほう)

お願いダーリンそばにいて　触らせて　心の奥の方

(まっすぐみつめておねだりしてみてほしいの)

真っ直ぐ見つめて　おねだりしてみてほしいの

(おねがいだーりん)

お願いダーリン