刹那の正体

(とけいをみててもあまるじいしきをみせても)

時計を見てても余る自意識を見せても

(こなれた１０ぷんかんたいくつしてんだ)

こなれた10分間 退屈してんだ

(ぺんでなぞるほどてにはおさまらないもの)

ペンでなぞる程 手には収まらないもの

(おいかけるようにさそわれるようにあつまった)

追いかける様に誘われる様に集まった

(ぼくらにじいろのはるにかけあがってんだな)

僕ら虹色の春に駆け上がってんだな

(ああかんそくしじょうさいだいのひみなさまがたのしらないげんしょう)

嗚呼 観測史上最大の日 皆様方の知らない現象

(ぼくらどうかせんのひをとめらんないなら)

僕ら導火線の火を止めらんないなら

(それがせつなのしょうたいさ)

それが刹那の正体さ

(こうていをみてるのまだとちゅうのしゅみれーと)

校庭を見てるの まだ途中のシュミレート

(とぎれたじゅんぷうがきみをよんだんだ)

途切れた順風が君を呼んだんだ

(ねぐせがつくほどゆめはみてられないもの)

寝癖が付くほど夢は見てられないもの

(せかされるようにほこりをはらってもちよった)

急かされる様に埃を払って持ち寄った

(なにかかわるようなだいろっかん)

何か変わるような第六感

(ぼくらたがいのうそをいろどりあってんだな)

僕ら互いの嘘を彩りあってんだな

(ああかんそくしじょうさいだいのひきみすらもまだしらないげんしょう)

嗚呼 観測史上最大の日 君すらもまだ知らない現象

(それはきょうかしょのなかにのらないあいならまたふえたいつものこうかいさ)

それは教科書の中に載らない愛なら また増えたいつもの後悔さ

(あんけーとようしにまるをつけてしまうような)

アンケート用紙に丸をつけてしまうような

(みらいにとらわれるのはやだな)

未来に囚われるのはやだな

(かおをみせるかなしいこたえにそでをひかれる)

顔を見せる悲しい答えに袖を引かれる

(かわらないものもおわらないものもないこと)

変わらないものも終わらないものも無い事

(それさえわかるからかがやいて)

それさえ分かるから輝いて

(えにもなくきょうはいのこりたいのも)

柄にも無く今日は居残りたいのも

(わらってくれちょっとだけねぶそくなだけさ)

笑ってくれちょっとだけ寝不足なだけさ

(ぼくらにじいろのはるにかけぬけてんだなああ)

僕ら虹色の春に駆け抜けてんだな 嗚呼

(かんそくしじょうさいだいのひ)

観測史上最大の日

(みなさまがたのしらないげんしょう)

皆様方の知らない現象

(ぼくらどうかせんのひをとめらんないままなら)

僕ら導火線の火を止めらんないままなら

(それでいいさ)

それでいいさ

(ぼくらほかでもないきょうをまちのぞんでんだな)

僕ら他でもない今日を待ち望んでんだな

(かんそくしじょうさいだいのひこれからおめにかけますげんしょう)

観測史上最大の日 これからお目にかけます現象

(ぼくらどうかせんのひをとめられないままなら)

僕ら導火線の火を止められないままなら

(それがせつなのしょうたいさ)

それが刹那の正体さ