レディーレ

(いきるしぐさがこうもかんたんに)

生きる仕草が　こうも簡単に

(みにくくうつるのはどうして)

醜く映るのはどうして

(ひたかくすうれたねつじょうも)

ひた隠す　熟れた熱情も

(さらけだしてしまいたいよな)

曝け出してしまいたいよな

(つげたことばのいみにきょうだって)

告げた言葉の意味に　今日だって

(さまよいつづけてしまうのに)

彷徨い続けてしまうのに

(とおいさきのことかんがえて)

遠い先のこと考えて

(いきていけるはずもないよな)

生きていける筈もないよな

(ながいきろのまんなかで)

長い帰路の真ん中で

(のらねこはゆうにわらっている)

野良猫は優に笑っている

(それをねたむなんてくだらない)

それを妬むなんて下らない

(ひとりになってさびしくなって)

一人になって　寂しくなって

(またいびつなあいをのぞむ？)

また　いびつな愛を望む？

(ふたりになっていやけがさした)

二人になって　嫌気がさした

(わるいゆめならさめてほしい)

わるい夢なら　覚めて欲しい

(ふれただれかのこえにたんたんと)

触れた誰かの声に　淡々と

(みをゆだねてしまいそうになる)

身を委ねてしまいそうになる

(とおいさきのようなかんかくを)

遠い先の様な感覚を

(わかちあえるだけでいいのに)

分かち合えるだけでいいのに

(ふかいあさのぞうけいに)

深い朝の造形に

(からすはきゆうにひたっている)

鴉は杞憂に浸っている

(それをうとむなんてはしたない)

それを疎むなんて端ない

(ひとりになってきままになって)

一人になって　気ままになって

(またぶきみなひびをめぐる？)

また　不気味な日々を巡る？

(ふたりになってとばりがおちた)

二人になって　帳が落ちた

(わるいうそだとしんじていた)

わるい嘘だと　信じていた

(もっとちゃんとめをみて)

もっとちゃんと目を見て

(あなたのすべてをはきだして)

あなたの全てを吐き出して

(きっとかれてしまわぬように)

きっと枯れてしまわぬ様に

(しずかにみずをあげるよ)

静かに水をあげるよ

(もっとちゃんとめをみて)

もっとちゃんと目を見て

(あなたのすべてをしりたくて)

あなたの全てを知りたくて

(きっとかれてしまうなら)

きっと枯れてしまうなら

(それいじょうはのぞまないさ)

それ以上は望まないさ

(ひとりになってさびしくなって)

一人になって　寂しくなって

(またいびつなあいをのぞむ？)

またいびつな愛を望む？

(ふたりになっていやけがさした)

二人になって　嫌気がさした

(わるいゆめならさめてほしい)

わるい夢なら　覚めて欲しい

(ひとりになってふたりになって)

一人になって　二人になって

(またひげきをきげきとよぶ？)

また　悲劇を喜劇と呼ぶ？

(ふたりにだってのぞめるような)

二人にだって　望める様な

(あまいゆめだとねがうまま)

甘い夢だと　願うまま