物語タイピング10 〜貴方と向き合うために〜
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問題文
(あさはやく、めいどがいないじかんにるりはでかけることをけついしました。)
朝早く、メイドがいない時間に瑠李は出かけることを決意しました。
(なぜなら、やみとむきあうためです。)
なぜなら、闇と向き合うためです。
(いま、むきあわなければいつむきあえるかわかりません。)
いま、向き合わなければいつ向き合えるかわかりません。
(「あさ、ちゃんとほんをよんできてよかったわ。」)
「あさ、ちゃんと本を読んできて良かったわ。」
(「こーるまもりがみ!」)
「コール守り神!」
(しゅゅん)
しゅゅん
(「ふぅ。たんちまほう!」たんちまほうで、やみがどこにいるかをさがします。)
「ふぅ。探知魔法!」探知魔法で、闇がどこにいるかを探します。
(「うしろっ!?」)
「後ろっ!?」
(どんっ!どかーん!)
ドンッ! ドカーン!
(「いたたたっ!なにこれ?」)
「いたたたっ!なにこれ?」
(「やみ?いるの?」)
「闇?いるの?」
(「へぇ、きみはやみをしっているんだね。ねがいいしひめ。」)
「へぇ、君は闇を知っているんだね。願い石姫。」
(「あなたこそ。なぜしっているの?」)
「あなたこそ。なぜ知っているの?」
(「やみはぼくがあやつっているからさ。でも、そぉろそろつかれてきたし。しかも)
「闇は僕が操っているからさ。でも、そぉろそろ疲れてきたし。しかも
(おめあてのひとが、すぐめのまえにいるからね。やみはかいほうしてあげようかなぁ?」)
お目当ての人が、直ぐ目の前にいるからね。闇は開放してあげようかなぁ?」
(「やみまほう。とりこみ。」)
「闇魔法。取り込み。」
(「へっ!?ひかりまほう!やみをけしされ!」)
「へっ!?光魔法!闇を消し去れ!」
(ひかりまほうとやみまほうがぶつかりあいます。)
光魔法と闇魔法がぶつかり合います。
(「とりこみははんいがひろいんだ。」)
「取り込みは範囲が広いんだ。」
(そういうと、いっきにるりをつつみこむようにやみまほうがふってきます。)
そう言うと、一気に瑠李を包み込むように闇魔法が降ってきます。
(でもるりはそれをとめずに、よゆうぶっこいていました。なぜなら、)
でも瑠李はそれを止めずに、余裕ぶっこいていました。なぜなら、
(「はつどう!」)
「発動!」
(さいしょにまもりがみをこーるしたからです。)
最初に守り神をコールしたからです。
(「なにっ!?」)
「なにっ!?」
(そのとき、)
そのとき、
(るりは、きおくのいちぶをおもいだしました。)
瑠李は、記憶の一部を思い出しました。
(るりには、あねがいることを。)
瑠李には、姉がいることを。