KOTONOHA

(「しゅぎしゅちょうもないくせにやたらしゃにかまえいしをなげるしょうねん)

「主義主張も無い癖にやたら斜に構え意思を投げる少年

(ゆめ、りそうがありながらひとりなきぬれてそれをかくすしょうじょ」)

夢、理想がありながら独り泣き濡れてそれを隠す少女」

(どちらかってないだろう)

どちらかってないだろう

(どちらだっていいんだろう)

どちらだっていいんだろう

(どちらさまですかなんて、なんてくだらないせかい、)

どちら様ですかなんて、なんてくだらない世界、

(につきつけたじゅうこう。)

に突きつけた銃口。

(しゅみしこうのかいらくにいやにちゅうじつにみをまかせるしょうねん)

趣味嗜好の快楽にいやに忠実に身を任せる少年

(しにものぐるわせたすがた、ゆびをさしてけらけらわらうしょうじょ」)

死に物狂わせた姿、指を指してケラケラ笑う少女」

(そのだれしもがあたしで、そのだれしもがぼくだ、)

その誰しもがあたしで、その誰しもが僕だ、

(ならどうしてなんだろう)

ならどうしてなんだろう

(いきもできなくなるほどにむせるこどう)

息も出来なくなるほどに噎せる鼓動

(わけもわからなくなってそれでもあたしはうたうの！)

わけもわからなくなってそれでもあたしは唄うの！

(ことば、ことば、はきだしてただ)

言葉、言葉、吐き出してただ

(とどけ、とどけ、まだみぬひとへ)

届け、届け、まだ見ぬ人へ

(まてど、まてど、かなわぬゆめも)

待てど、待てど、叶わぬ夢も

(ひとり、ひとり、こじあけにむかう)

ひとり、ひとり、抉じ開けに向かう

(「いみりゆうのなさゆえまるでせかいにてきもいなさげなしょうねん)

「意味理由の無さゆえまるで世界に敵もいなさ気な少年

(ゆめ、りそうがありながらひとりなきぬれてそれをかくすしょうねん」)

夢、理想がありながら独り泣き濡れてそれを隠す少年」

(どちらだっていいだろう？)

どちらだっていいだろう？

(どちらだっていいだろう？)

どちらだっていいだろう？

(どちらのことばも、だって「なんてつまらないせかい」にむけられたじゅうこう。)

どちらの言葉も、だって「なんてつまらない世界」に向けられた銃口。

(「うぞうむぞうのゆうわくにまるできをゆるすけはいもないしょうじょ)

「有象無象の誘惑にまるで気を許す気配もない少女

(しゅみしこうのかいらくにいやにちゅうじつにみをまかせるしょうじょ」)

趣味嗜好の快楽にいやに忠実に身を任せる少女」

(どちらだっていいだろう？)

どちらだっていいだろう？

(どちらだっていいだろう？)

どちらだっていいだろう？

(どちらのことばも、だって「だってくだらないせかい」をきめつけるぼうろん。)

どちらの言葉も、だって「だってくだらない世界」を決めつける暴論。

(そのふたつともきょうで)

その2つとも今日で

(そのふたつともきょうだ)

その2つとも今日だ

(はさまれてるあたしがみちびきだすこたえは)

挟まれてるあたしが導き出す答えは

(そのだれしもがあたしで、そのだれしもがぼくだ、)

その誰しもがあたしで、その誰しもが僕だ、

(ああ、どうしてなんだろう)

ああ、どうしてなんだろう

(いきもできなくなるほどのこのきもちは)

息も出来なくなるほどのこの気持ちは

(いてもたってもいられないよ)

居ても立ってもいられないよ

(ぜんさいぼうがふるえてるんだ)

全細胞が震えてるんだ

(こころおどる、このりずむにのる)

心躍る、このリズムに乗る

(おとで、おとで、ぼくはうたうの)

音で、音で、僕は唄うの

(はての、はての、そのむこうまで)

果ての、果ての、その向こうまで

(こえを、こえを、からしつづける)

声を、声を、枯らし続ける

(ことば、ことば、はきだしてただ)

言葉、言葉、吐き出してただ

(とどけ、とどけ、まだみぬひとへ)

届け、届け、まだ見ぬ人へ

(まてど、まてど、かなわぬゆめも)

待てど、待てど、叶わぬ夢も

(ひとり、ひとり、こじあけにむかえ)

ひとり、ひとり、抉じ開けに向かえ