はるのおと ー同声合唱とピアノのためのー

(わたしが)

わたしが

(つたえることばをおおくは)

つたえることばを　おおくは

(もっていないように)

もっていないように

(これらが)

これらが

(もたらすことばのおおくに)

もたらすことばの　おおくに

(いみはないのです)

いみはないのです

(ことばで)

ことばで

(つたえるよりも)

つたえるよりも

(よりつよく)

より　つよく

(とどけたいときに)

とどけたいときに

(わたしが)

わたしが

(できることのなかでわたしは)

できることのなかで　わたしは

(つたえるのです)

つたえるのです

(わたしが)

わたしが

(つたえることばをおおくは)

つたえることばを　おおくは

(もっていないように)

もっていないように

(これらが)

これらが

(もたらすことばのおおくに)

もたらすことばの　おおくに

(いみはないのです)

いみはないのです

(ことばで)

ことばで

(つたえるよりも)

つたえるよりも

(よりつよく)

より　つよく

(とどけたいときに)

とどけたいときに

(わたしが)

わたしが

(できることのなかでわたしは)

できることのなかで　わたしは

(つたえるのです)

つたえるのです

(あたりまえのことを)

あたりまえの　ことを

(ただそれがきたのだと)

ただ　それが　きたのだと

(あなたにもきづいてほしい)

あなたにも　きづいてほしい

(はずむこころ)

はずむ　こころ

(あふれめぶく)

あふれ　めぶく

(すべてのいのちあるものの)

すべての　いのちあるものの

(だれもがまちわびた)

だれもが　まちわびた

(きせつのおとずれをむかえるよう)

きせつの　おとずれを　むかえるよう

(つらくながい)

つらく　ながい

(きせつのはてにみちる)

きせつの　はてに　みちる

(よろこびのうたが)

よろこびの　うたが

(だれもがききもらさぬように)

だれもが　ききもらさぬ　ように

(たからかにひびくように)

たからかに　ひびくように

(ひびくはあざやかに)

ひびくは　あざやかに

(そうしてあなたも)

そうして　あなたも

(このおとにみみをそばだて)

このおとに　みみをそばだて

(きづいてください)

きづいてください

(ひびくははなやかに)

ひびくは　はなやかに

(そうしてあなたも)

そうして　あなたも

(このおとにみみをすませ)

このおとに　みみをすませ

(きいてください)

きいてください

(そらのいろ)

そらのいろ

(そらのこえ)

そらのこえ

(はるがきましたと)

はるが　きました　と

(つちのいろ)

つちのいろ

(つちのこえ)

つちのこえ

(はるがきましたと)

はるが　きました　と

(みちるはるのおとを)

みちる　はるのおとを

(いまあなたのもとへとどけます)

いま　あなたのもとへ　とどけます

(そうして)

そうして

(やくめをおえたわたしは)

やくめ　を　おえた　わたしは

(そっとねむりにつくのです)

そっと　ねむりに　つくのです