Borders （LISTENERS）

(よあけにとびだしたぼくらに)

夜明けに飛び出した僕らに

(もくてきちはとくになくて)

目的地は特になくて

(みみのおくくすぶるうたをみちしるべにはしった)

耳の奥燻る歌を道標に走った

(しってることがおおくなって)

知ってることが多くなって

(ごまかすこともふえたきょうに)

誤魔化すことも増えた今日に

(いいわけのことばがひびく)

言い訳の言葉が響く

(ひえきっていくろっくんろーる)

冷え切っていくロックンロール

(きみのこぼしたよわねが)

君の零した弱音が

(ちらばってないていたって)

散らばって泣いていたって

(きのきいたようなせりふが)

気の利いた様なセリフが

(きょうもでてこないや)

今日も出てこないや

(へい、へい、いぇい、いぇい)

Hey,hey,yeah,yeah

(わかんないままのまいにちを)

わかんないままの毎日を

(ぶかっこうなままつみあげて)

不格好なまま積み上げて

(しらんかおしてかくしたのは)

知らん顔して隠したのは

(きみもぼくもおなじだから)

君も僕も同じだから

(まよったてをのばしたらいい)

迷った手を伸ばしたらいい

(つかんだんならわらったらいい)

掴んだんなら笑ったらいい

(そうあいなんてのはつまりさ)

そう「愛」なんてのはつまりさ

(まちがいあうことさ)

「間違い合うこと」さ

(かもん、べいべー)

カモン、ベイベー

(こわがってにげだしたこうやに)

怖がって逃げ出した荒野に

(やるべきことはとくになくて)

やるべきことは特になくて

(ありあまるじかんとゆめをむだにしてねころんだ)

有り余る時間と夢を無駄にして寝ころんだ

(てれきゃすたーもはやっちゃいないし)

テレキャスターも流行っちゃいないし

(やにくさいみせもきれいになって)

ヤニ臭い店も綺麗になって

(ぱちもんのｔしゃつがなげく)

パチモンのTシャツが嘆く

(しんせいきのろっくんろーる)

新世紀のロックンロール

(あのひにごしたせりふは)

あの日濁したセリフは

(どんなふれーずだったっけ)

どんなフレーズだったっけ

(いまさらほてってしまって)

今更火照ってしまって

(どうにもさめないんだ)

どうにも冷めないんだ

(へい、へい、いぇい、いぇい)

Hey,hey,yeah,yeah

(つまんないままのまいにちに)

つまんないままの毎日に

(まよったままながされて)

迷ったまま流されて

(すましたふりでかくしたのは)

清ましたフリで隠したのは

(そのじつばかなじぶんだから)

その実馬鹿な自分だから

(なげくくらいならさけんだらいい)

嘆くくらいなら叫んだらいい

(はやんないことをうたったらいい)

流行んないことを謳ったらいい

(そうあいなんてそのつまりは)

そう「愛」なんてそのつまりは

(なぐさめあうことさ)

「慰め合うこと」さ

(かもん、べいべー)

カモン、ベイベー

(さめないゆめもとうにさめて)

醒めない夢もとうに醒めて

(まちがうことがださくなって)

間違うことがダサくなって

(みたされたじだいになったね)

「満たされた時代になったね」

(まただれかがつぶやく)

また誰かが呟く

(それでもぼくはまよってる)

それでも僕は迷ってる

(きみとのきょりにこまってる)

君との距離に困ってる

(みみのおくくすぶるうたを)

耳の奥燻る歌を

(そのふたしかなおんどを)

その不確かな温度を

(くちずさみつづけている)

口ずさみ続けている

(わかんないままのまいにちを)

わかんないままの毎日を

(ぶかっこうなままつみあげて)

不格好なまま積み上げて

(しらんかおしてかくしたのは)

知らん顔して隠したのは

(きみもぼくもおなじだから)

君も僕も同じだから

(つまんないならおこったらいい)

つまんないなら怒ったらいい

(わかんないならわらったらいい)

わかんないなら笑ったらいい

(そうあいなんてのはつまりは)

そう「愛」なんてのはつまりは

(まちがいあうことさ)

「間違い合うこと」さ

(かもん、べいべー)

カモン、ベイベー