JICPA会長通牒 H28⑤

(６．しんさ)

６．審査

(しんさたんとうしゃは、かんさちーむがおこなったじゅうようなはんだんやかんさいけんを)

審査担当者は、監査チームが行った重要な判断や監査意見を

(きゃっかんてきにひょうかすることがもとめられる。)

客観的に評価することが求められる。

(ひょうかにさいしては、かんさちーむとおなじめせんにたつことなく、じゅうようなはんだんとそのけつろん)

評価に際しては、監査チームと同じ目線に立つことなく、重要な判断とその結論

(にかんするかんさちょうしょをさえつし、しょくぎょうてきかいぎしんをもってしんさをおこなうひつようがある。)

に関する監査調書を査閲し、職業的懐疑心をもって審査を行う必要がある。

(７．かんさじかん・きかんのかくほ)

７．監査時間・期間の確保

(こーぽれーとがばなんす・こーどでうたわれているとおり、こうひんしつなかんさをかのうと)

コーポレートガバナンス・コードで謳われているとおり、高品質な監査を可能と

(するには、じゅうぶんなかんさじかん・きかんのかくほがじゅうようなようそとなる。)

するには、十分な監査時間・期間の確保が重要な要素となる。

(じゅうぶんなかんさじかん・きかんのかくほは、ざいむしょひょうのしんらいせいをたかめるためにふかけつな)

十分な監査時間・期間の確保は、財務諸表の信頼性を高めるために不可欠な

(ようそであることについて、けいえいしゃのりかいをえるどりょくがひつようである。)

要素であることについて、経営者の理解を得る努力が必要である。

(かんさにんはつよいたいどでかんさぎょうむにのぞむことがひつようである。)

監査人は強い態度で監査業務に臨むことが必要である。

(かんさはこうきょうのりえきのためにおこなわれているてん、すなわち、)

監査は公共の利益のために行われている点、すなわち、

(ひかんさがいしゃのかぶぬし・とうしかなど、)

被監査会社の株主・投資家等、

(かんさほうこくしょのりようしゃのためにおこなわれているてんをふまえ、)

監査報告書の利用者のために行われている点を踏まえ、

(かいけいふしょうじがくりかえされることのないよう、しょくぎょうてきかいぎしんをもって)

会計不祥事が繰り返されることのないよう、職業的懐疑心をもって

(かんさをじっししているかをきびしくじもんしていただきたい。)

監査を実施しているかを厳しく自問していただきたい。

(いじょう)

以上