心強きもの
東方曲 No.288
以下敬称略
凋叶棕 http://www.rd-sounds.com/
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vocal : めらみぽっぷ
心強きもの
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アルバム : 屠
原曲 時代親父とハイカラ少女
追記 24/10月21日投稿
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歌詞(問題文)
(そのみのたけやまのごとく)
その身の丈山のごとく
(くもさえつらぬくほどのおおおとことしてきこえた)
雲さえ貫くほどの大男として聞こえた
(それはこころのよわきものには)
それは心の弱きものには
(けしてみつめることさえもそぐわないかようあやかし)
けして見つめることさえも適わない化妖あやかし
(おそるべきじだいおやじ!)
恐るべき時代親父!
(そのうわさのたしかならばと)
その噂の確かならばと
(いくどもあらわれてはひとりまたひとりとちがえ)
幾度も現れては一人また一人と違え
(そんなすがたにさえおびえるもの)
そんな姿にさえ怯えるもの
(いくらいたとてつよきものとはよべることなく)
幾ら居たとて強きものとは呼べることなく
(いるならばつよきものこころにくもひとつかげかげらぬもの)
居るならば強き者心に雲ひとつ翳かげらぬもの
(それかごうたんごうほうごうにしておびえぬもの)
それか剛胆豪放剛にして怯えぬもの
(されどいまだかげもみず)
されど未だ影も見ず
(いくどもやわじゃくしゃをほふっても)
幾度も軟弱者を屠っても
(じだいおやじはみたされず)
時代親父は満たされず
(いつしかおもいえがくすがた)
いつしか思い描く姿
(きょうしゃやはいつくる)
強者やはいつ来る
(いみなきせっしょうをかさねては)
意味なき殺生を重ねては
(しついにくれるひび)
失意に暮れる日々
(われしんにつよきものを)
我真に強き者を
(もとめてはかぜまかせ)
求めては風任せ
(そのゆくえはあしたいくくものさき)
その行方は明日往く雲の先
(そしてまたくれいくそらのした)
そしてまた暮れ往く空の下
(うつろにかげをゆらしてたたずむにゅうどうあやかしのあれば)
空ろに影を揺らして佇む入道あやかしのあれば
(ここにあしをならしてそのかげを)
ここに足を鳴らしてその影を
(わがみちよりのけとばかりにふむものがくる)
我が道より除けとばかりに踏むものが来る
(みるにはいからなしょうじょ!)
見るにハイカラな少女!
(そのうわさになだかければ)
その噂に名高ければ
(そのすがたをひとめみてはにげかえらぬもののなく)
その姿を一目見ては逃げ帰らぬもののなく
(しかるにそのおさなさののこるかおに)
しかるにその幼さの残る顔に
(ふてきなえみさえたたえあゆみとめることなし)
不敵な笑みさえ湛え歩み留めることなし
(そのひとみりんとしてなんにもくっさぬふとうふとうふくつさ)
その瞳凛として何にも屈さぬ不撓ふとう不屈さ
(おのれがつよさをうたがわずいきるそのめのいろどりいろ)
己が強さを疑わず生きるその目の彩いろ
(まるでおそれをしらぬもの)
まるで恐れを知らぬ者
(それはけしていつわりでなく)
それはけして偽りでなく
(かようかようなつよきもののあること)
斯様かような強きもののあること
(それをとおくさがしていたと)
それを遠く探していたと
(そのすがたりんとして)
その姿凛として
(みこしたり!)
“見越したり!”
(そのしょうたいみやぶったらばなにもおそれることはなし!)
“その正体見破ったらば何も恐れることはなし!”
(さればきえよみこしにゅうどう、そのあくじこれまでよ!)
“されば消えよ見越し入道、その悪事これまでよ!”
(えがおさえみせながらも)
笑顔さえ見せながらも
(きぜんきぜんとつげるそのこえに)
毅然きぜんと告げるその声に
(じだいおやじもえがおさえ)
時代親父も笑顔さえ
(うかべていたことか)
浮かべていたことか
(つよきもの)
強きもの
(こころのつよきもの)
心の強きもの
(おそれをしらぬもの)
恐れを知らぬもの
(そしてそれにつきしたがうがじだいおやじのほんかいねがい)
そしてそれに付き従うが時代親父の本懐ねがい
(まもりまもられてをとりあうかげふたつ)
守り守られ手を取り合う影二つ
(くもいにさくいちりんのはな)
雲居に咲く一輪の花