偏愛の輪舞曲

(みえるあいのしゅるいははてなく)

見える愛の種類は果てなく

(こどくとひきかえにそまるｌｉｅ)

孤独とひきかえに染まるlie

(いろとりどりのおとをつらぬいて)

色採々の音をつらぬいて

(からだがはなつびみなるおんど)

身体が放つ美味なる温度

(たまにあふれるくせにまよって)

たまに溢れるくせに迷って

(みつけたあたらしさにたよって)

見つけた新しさに頼って

(よるのおとずれをまつはなのように)

夜の訪れを待つ花のように

(ひかりをおそれてる)

光を畏れてる

(まわれきえゆくまで)

回れ消えゆくまで

(そのみをこがすすべてさらけだせ)

その身を焦がす全てさらけ出せ

(しなやかに)

しなやかに

(しずくはみつめる)

雫は見つめる

(あいをきかせるためのことばをしってるのに)

愛を聴かせる為の言葉を知ってるのに

(あいをかたるためのことばはない)

愛を語るための言葉はない

(なきぬれてふるえたって)

泣き濡れて震えたって

(はるかとおいすがおは)

はるか遠い素顔は

(こいこがれるぬくもりのすとーりー)

恋い焦がれる温もりのストーリー

(そのみみにのこるのはへんあいのろんど)

その耳に残るのは偏愛の輪舞曲（ろんど）

(くのうにみちびかれたかけらは)

苦悩に導かれた欠片は

(むすうのかたまりにこぼれて)

無数の塊に零れて

(こころははかなくみえるひかりの)

心は儚く見える光の

(ちゅうじつなきょうめいばん)

忠実な共鳴板

(ともせまどろむまであまやかなてざわりで)

灯せまどろむまで甘やかな手触りで

(ねつさめぬならおどれ)

熱冷めぬなら踊れ

(しるえっとはゆれる)

シルエットは揺れる

(かりそめのらくえんをみせるすべはあるのに)

仮初めの楽園を見せる術はあるのに

(そのばしょへゆくちけっとがない)

その場所へ行くチケットがない

(まぼろしをつかみとって)

幻を掴み取って

(それもしんじつとないて)

それも真実と泣いて

(かたよったこのおもいのひじゅうは)

偏ったこの思いの比重は

(かなしみをましていくだけなのか)

悲しみを増していくだけなのか

(まいちるはなびらにはかないおもいはせても)

舞い散る花びらに儚い想い馳せても

(まうはなはかんじはしないだろう)

舞う花は感じはしないだろう

(だきしめてふるえたって)

抱きしめて震えたって

(ひとなみなひめごと)

人並みな秘め事

(つみなきありきたりなすとーりー)

罪なきありきたりなストーリー

(あいをきかせるためのことばをしってるのに)

愛を聴かせる為の言葉を知ってるのに

(あいをかたるためのことばはない)

愛を語る為の言葉はない

(なきぬれてふるえたって)

泣き濡れて震えたって

(はるかとおいすがおは)

はるか遠い素顔は

(こいこがれるぬくもりのすとーりー)

恋い焦がれる温もりのストーリー

(つみなきありきたりなすとーりー)

罪なきありきたりなストーリー

(そのみみにのこるのはへんあいのろんど)

その耳に残るのは偏愛の輪舞曲（ロンド）