マイナー毛利受け打
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問題文
(もうりはいつもはたんにしのび、とよぶだけだがきゅうにさすけ、とよばれてしんぞうがはねた)
毛利はいつもは単に忍、と呼ぶだけだが急に佐助、と呼ばれて心臓が跳ねた
(さすけがだきしめたうでのなかでもうりはふあんそうにためいきをついた)
佐助が抱きしめた腕の中で毛利は不安そうにため息をついた
(さすけは、あっとおもったときにはむいしきにながれやからもうりをかばっていた)
佐助は、あっと思った時には無意識に流れ矢から毛利をかばっていた
(さすけのぶきのあめにもうりがあかいしたをはわせる。あまいとつぶやくこわねがつやめく)
佐助の武器の飴に毛利が赤い舌を這わせる。甘いとつぶやく声音が艶めく
(ぶんしんしたうちのひとりをもうりのもとへはしらせあんしんさせる)
分身したうちの一人を毛利の元へ走らせ安心させる
(ぬしにぶうんを、といったおおたにのこえがもうりのみみにやさしくのこっている)
ぬしに武運を、と言った大谷の声が毛利の耳にやさしく残っている
(おおたにはもうりのことをしんぱいしている)
大谷は毛利のことを心配している
(こしにのせたもうりときょりがちかくておおたにはないしんひやひやする)
輿に乗せた毛利と距離が近くて大谷は内心ひやひやする
(すこしやすみやれというともうりは、ならばきさまがそいねせよとかえしてきた)
少し休みやれというと毛利は、ならば貴様が添い寝せよと返してきた
(もうりはいつしかあきもうちやっておおたにとのみらいをかんがえてしまっていた)
毛利はいつしか安芸も打ち遣って大谷との未来を考えてしまっていた
(そうりんがあっというまにもうりのくちびるをうばう)
宗麟があっという間に毛利のくちびるを奪う
(あいをときながらそうりんはもうりへのもどかしいおもいがなんなのかはわからないまま)
愛を説きながら宗麟は毛利へのもどかしい想いが何なのかはわからないまま
(ほんとうはさんでーでももうりでもそうりんはどちらでもいいのだ)
本当はサンデーでも毛利でも宗麟はどちらでもいいのだ
(さんでーにあいたいとそうりんはぼんやりおもった)
サンデーに会いたいと宗麟はぼんやり思った
(むじゃきにだきついてくるそうりんのあたまをさんでーはやさしくなでてやった)
無邪気に抱きついてくる宗麟の頭をサンデーは優しくなでてやった
(てんかいにうしろからだきすくめられてもうりはいきをのんだ)
天海に後ろから抱きすくめられて毛利は息を飲んだ
(てんかいがひなたぼっこしているとなりにもうりはすわりこんだ)
天海がひなたぼっこしている隣に毛利は座り込んだ
(こよいももうりはてんかいにあのかまでみをさかれるゆめをみてうなされる)
今宵も毛利は天海にあの鎌で身を割かれる夢を見てうなされる
(あなたはひとりぼっちでさびしいのがとてもにあうとてんかいはもうりのみみもとでささやいた)
あなたは一人ぼっちで寂しいのがとても似合うと天海は毛利の耳元でささやいた
(もうりはじゃまったらしいてんかいのかみをみつあみにゆいあげた)
毛利は邪魔ったらしい天海の髪を三つ編みに結い上げた