コミュニケーション能力と協調性は違う
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | つぅー | 5314 | B++ | 5.4 | 97.3% | 430.9 | 2355 | 65 | 44 | 2024/12/11 |
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問題文
(かいしゃのじっしゅうでじこぶんせきをおこなった。)
会社の実習で自己分析を行った。
(かんたんなといにこたえることでじぶんのせいかくのとくちょうをはあくし、)
簡単な問いに答えることで自分の性格の特徴を把握し、
(ちょうしょとたんしょをりかいするというしゅしだ。)
長所と短所を理解するという趣旨だ。
(じぶんのせいかくをりかいすることは、しごとだけでなくにちじょうせいかつにおいてもゆうようだ。)
自分の性格を理解することは、仕事だけでなく日常生活においても有用だ。
(じぜんにじぶんがどのようなせいかくかりかいしていれば、)
事前に自分がどのような性格か理解していれば、
(ちょうしょをいかしたんしょをおぎなうことができる。)
長所を活かし短所を補う事ができる。
(たとえば、「きょうちょうせい」があるせいかくだというけっかがでたときのことをかんがえてみよう。)
例えば、「協調性」がある性格だという結果が出たときのことを考えてみよう。
(ぎょうむにおいてはひととひととのあいだにはいるちょうせいやくやじゅんかつゆとして、)
業務においては人と人との間に入る調整役や潤滑油として、
(こみゅにけーしょんのえんかつかにこうけんできるだろう。)
コミュニケーションの円滑化に貢献できるだろう。
(ぎゃくに、「じぶんのいけんをもちにくい」)
逆に、「自分の意見を持ちにくい」
(「もったとしてもしゅちょうできない」といったたんしょになってしまうばあいもある。)
「持ったとしても主張できない」といった短所になってしまう場合もある。
(じぜんにこのせいかくをりかいしていれば、「おもったことはきちんと)
事前にこの性格を理解していれば、「思ったことはきちんと
(くちにだすことにしよう」とあらかじめたいさくをうつことができる。)
口に出すことにしよう」とあらかじめ対策を打つことができる。
(すべてのせいかくにおいて、ちょうしょたりえるてんはたんしょたりえる。)
すべての性格において、長所足り得る点は短所足り得る。
(とうぜん、そのぎゃくもまたしかりである。)
当然、その逆もまた然りである。
(ちょうしょとたんしょはひょうりいったい、「がんこ」というたんしょは)
長所と短所は表裏一体、「頑固」という短所は
(「しっかりとじぶんのいけんをもつ」というちょうしょだともかいしゃくできる。)
「しっかりと自分の意見を持つ」という長所だとも解釈できる。
(そんなまえおきはどうでもいい。)
そんな前置きはどうでもいい。
(もんだいは、こんかいのじこぶんせきで「きょうちょうせいがない」としんだんされたことだ。)
問題は、今回の自己分析で「協調性がない」と診断されたことだ。
(それも、ちょっとたりないねていどのなまやさしいものではない。)
それも、ちょっと足りないね程度の生易しいものではない。
(きょうちょうせいのすこあがごっそりとそんざいしなかったのだ。)
協調性のスコアがごっそりと存在しなかったのだ。
(これまでなんどかじこぶんせきをおこなってきたが、)
これまで何度か自己分析を行ってきたが、
(きょうちょうせいがないといわれたのはこんかいがはじめてで、しょうじきしょっくをうけている。)
協調性がないと言われたのは今回が初めてで、正直ショックを受けている。
(「こんなにともだちのおおいじぶんにきょうちょうせいがないだと?なにをいっているんだ?」)
「こんなに友達の多い自分に協調性がないだと?何を言っているんだ?」
(はじめはそんなことをかんがえていたが、)
初めはそんなことを考えていたが、
(いえにかえりれいせいにかんがえてみるとまったくおもいたるふしがないわけでもない。)
家に帰り冷静に考えてみると全く思いたる節がないわけでもない。
(というのも、わたしはおもったことをすぐくちにだす。)
というのも、私は思ったことをすぐ口に出す。
(なかみのないかいわ、きょうかんをもとめるこびたはつげん、)
中身のない会話、共感を求める媚びた発言、
(そんなものにじかんをさいているほどひまではないからだ。)
そんなものに時間を割いているほど暇ではないからだ。
(「え、これかわい~」「え、それほんきでいってる?」)
「え、これかわい~」「え、それ本気で言ってる?」
(はんぎょどんをまえにそんなかいわをしたことをおもいだした。)
ハンギョドンを前にそんな会話をしたことを思い出した。
(くうきをわるくするようなはつげんはきょくりょくしないし、)
空気を悪くするような発言は極力しないし、
(ほんねをいうあいてをみきわめているつもりではあるが、)
本音を言う相手を見極めているつもりではあるが、
(「きょうちょうせい」はないのかもしれない。)
「協調性」はないのかもしれない。
(そうおもってゆうじんにきいてみると、)
そう思って友人に聞いてみると、
(たしかににほんじんとくゆうのひょうめんじょうの「きょうちょうせい」はないかもしれないけど、)
確かに日本人特有の表面上の「協調性」はないかもしれないけど、
(ほんとうにきょうかんしたときだけにきょうかんするひとのほうがせっとくりょくがある、とこたえてくれた。)
本当に共感したときだけに共感する人のほうが説得力がある、と答えてくれた。
(きょうちょうせいがないひとのほうが、こみゅにけーしょんがうまくいくばあいもある。)
協調性がない人の方が、コミュニケーションがうまくいく場合もある。
(ゆうじんのはつげんから、そうおもえるようになってきた。)
友人の発言から、そう思えるようになってきた。
(かんちがいしないでほしいが、)
勘違いしないでほしいが、
(「じぶんのいけんをつよくいえるじぶんかっこいい」とおもっちゃうような、)
「自分の意見を強く言える自分かっこいい」と思っちゃうような、
(くうきのよめないいたいひとはこのはなしにはふくまれない。)
空気の読めないイタイ人はこの話には含まれない。
(きちんとくうきをよむことのできる、)
きちんと空気を読むことのできる、
(こみゅにけーしょんのうりょくのあるにんげんというぜんていのうえになりたつはなしである。)
コミュニケーション能力のある人間という前提の上に成り立つ話である。