平井堅 / 魔法って言っていいかな

(きみがあんまりまぶしくわらうから)

君があんまり眩しく笑うから

(つぶったまぶたにのこったおれんじは)

つぶった瞼に残ったオレンジは

(いつしかぼくのはーとのいろになった)

いつしか僕のハートの色になった

(きみがあんまりむぼうびになくから)

君があんまり無防備に泣くから

(つられたぼくがとまらなくなって)

つられた僕が止まらなくなって

(さいごはきみがせなかをさすってくれたね)

最後は君が背中をさすってくれたね

(あいというあいまいなものに)

愛という曖昧なものに

(きみはそのゆびでりんかくをえがいてくれた)

君はその指で輪郭を描いてくれた

(おおげさなことはなにもできないけど)

大袈裟な事は何も出来ないけど

(きみをえがおにするまほうはいくつかもってるんだ)

君を笑顔にする魔法は　　　　　　　　　　　　　いくつか持ってるんだ

(かえりみちのいぬのなきまねあのひのほんね)

帰り道の犬の鳴き真似　あの日の本音

(きみのねごとのはなしそしてだいすきのきす)

君の寝言の話　そして大好きのキス

(きみがまっすぐぼくをみつめるから)

君がまっすぐ僕を見つめるから

(かくしたぐしゃぐしゃがあたまをだして)

隠したぐしゃぐしゃが頭を出して

(きづけばきみがやさしくなでてくれたね)

気付けば君が優しく撫でてくれたね

(あいというふたしかなものに)

愛という不確かなものに

(きみはそのこえでしんじつをうたってくれた)

君はその声で真実を歌ってくれた

(とくべつなものはなにももってないけど)

特別なものは何も持ってないけど

(きみをえがおにするまほうならいくつかもってるんだ)

君を笑顔にする魔法なら　　　　　　　　　　　　　いくつか持ってるんだ

(くしゃみをするきみのかおまね)

くしゃみをする君の顔まね

(あのとききみにうてなかっためーるのはなし)

あの時君に打てなかったメールの話

(だいすきのきす)

大好きのキス

(たってられないようなかなしみがおそってきて)

立ってられない様な悲しみが襲って来て

(きみをえがおにするまほうがきえてしまったら)

君を笑顔にする魔法が消えてしまったら

(いっしょになこういっしょにもがこういっしょにいきよう)

一緒に泣こう　一緒にもがこう　　　　　　　　　　　　　一緒に生きよう

(みつかるまでさがしつづけよう)

見つかるまで探し続けよう

(まほうっていっていいかな)

魔法って言っていいかな

(おおげさなことはなにもできないけど)

大袈裟な事は何も出来ないけど

(きみをえがおするまほうはいくつかもってるんだ)

君を笑顔する魔法は　　　　　　　　　　　　　　　いくつか持ってるんだ

(かえりみちのいぬのなきまねあのひのほんね)

帰り道の犬の鳴き真似　あの日の本音

(きみのねごとのはなしそしてだいすきのきす)

君の寝言の話　そして大好きのキス