星々の渡り鳥

(めのまえにひろがるほしのうみをわたっていく)

目の前に広がる星の海を渡っていく

(とりたちのかげ)

鳥たちの影

(そっとちじょうみおくる)

そっと地上見送る

(きれいなはこにぎゅっとつめこんだ)

綺麗な箱に　ぎゅっと詰め込んだ

(きのうまでのおもいをはこんで)

昨日までの想いを運んで

(どこまでたびしよう)

どこまで旅しよう

(それぞれにちがういきさきをきめて)

それぞれに違う行き先を決めて

(あわいことばみらいにかえるためのきどうをさがしてる)

淡い言葉　未来に変えるための軌道を探してる

(たかくなったしせん)

高くなった視線

(きょうしつのすみにかくしたひみつのことばを)

教室の隅に隠した秘密の言葉を

(おぼえていようずっと)

覚えていよう　ずっと

(そうしてなつかしいきおくになるまでとぼう)

そうして　懐かしい記憶になるまで飛ぼう

(まあたらしいしゃつも)

真新しいシャツも

(まいにちみなれたへやも)

毎日見慣れた部屋も

(きづかないあいだにきゅうくつになった)

気付かないあいだに窮屈になった

(おもいでをまとめてつぎのばしょへおいてみたけれど)

思い出をまとめて次の場所へ置いてみたけれど

(からっぽのせかいがいとしい)

空っぽの世界が愛しい

(あのころみていたゆめとおなじように)

あの頃見ていた夢と同じように

(このまますすんだならいつかほんとうにであえるのかな)

このまま進んだなら　いつか本当に出会えるのかな

(かわらないこころをにぎりしめ)

かわらない心を握りしめ

(めまぐるしいひびをかけぬけていく)

めまぐるしい日々を駆け抜けていく

(わすれずにいようずっと)

忘れずにいよう　ずっと

(そうしてきおくをつないでわたっていこう)

そうして　記憶を繋いで渡って行こう

(あしたへ)

明日へ

(はしるそらからみたこのほしは)

走る空から見たこの星は

(きらきらとまわるまるでめりーごーらうんど)

きらきらとまわる　まるでメリーゴーラウンド

(はるのにおいのさきにつづくよ)

春の匂いの先に　続くよ

(まぶしいひかりのあふれるみちがきっと)

眩しい光のあふれる道が　きっと