乱レ桜

(きみよどうかわすれないでいて)

君よ　どうか　忘れないでいて

(このいのちすらささげよう)

この命すら捧げよう

(とめどないやみのおわりに)

とめどない　闇の終わりに

(かわしていたあのやくそく)

交わしていた　あの約束

(そっとつぶやいて)

そっと呟いて

(「あいしてる。」ゆめのしじまに)

「愛してる。」夢の静寂（しじま）に

(かきけされたこのおもいはいまも、)

かき消された　この思いは　今も、

(これからもずっと・・・。)

これからもずっと・・・・。

(このこえよりんねをこえてとどけ)

この声よ　輪廻を超えて届け

(いくどもとめおぼろつきよさえかくしたかげ)

幾度　求め　朧ろ月夜さえ隠した影

(はなはみだれそうえいえんに)

華は乱れ　そう永遠に

(このはてしなきえにしのさきへ)

この果てしなき縁の先へ

(きみよどうかわすれないでいて)

君よどうか　忘れないでいて

(このいのちすらささげよう)

この命すら捧げよう

(うたかたのせんやいちやに)

うたかたの千夜一夜に

(かごめかごめかごのなかの)

かごめかごめ　籠の中の

(きみをみつけだすきっと)

君を見つけ出す　きっと

(さよならをいまたちきれよひかり)

サヨナラを　今断ち切れよ光

(ならくのそこそっとくちづけてかさなるかげ)

奈落の底　そっと口付けて　重なる影

(はなはみだれそうえいえんに)

華は乱れ　そう永遠に

(このはてしなきえにしのさきへ)

この果てしなき縁の先へ

(きみをおもいきみにまどう)

君を想い　君に惑う

(もうだれにもけがさせない)

もう誰にも穢させない

(ああつきよてらせるかい)

嗚呼　月よ　照らせるかい

(はりさけそうなこのむねのなか)

張り裂けそうな　この胸の中

(きみよどうかはなれないでいて)

君よ　どうか　離れないでいて

(ぼくのすべてをささげよう)

僕のすべてを捧げよう

(くりかえすうんめいだとて)

繰り返す　運命だとて

(いのりはうばえないから)

祈りは奪えないから

(きっといつかそう)

きっといつか　そう

(きみがたどりつくのはゆめ、うつつ。)

君が巡り着くのは　夢、うつつ。

(だからねえここまでおいでさあ)

だから　ねえ　ここまでおいで　さあ

(はなはみだれそうえいえんに)

華は乱れ　そう永遠に

(このはてしなきえにしのさきへ)

この果てしなき縁の先へ

(きみよどうかわすれないでいて)

君よ　どうか　忘れないでいて

(このいのちすらささげよう)

この命すら捧げよう

(ああつきよてらせるかい)

嗚呼　月よ　照らせるかい

(はりさけそうなこのむねのなか)

張り裂けそうな　この胸の中

(きみよどうかはなれないでいて)

君よ　どうか　離れないでいて

(ぼくのすべてをささげよう)

僕のすべてを捧げよう

(やみにとけてこよい、きみと・・・。)

闇に溶けて　今宵、君と・・・・。