携帯電話 -2

cicciさんのアカウント
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順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | berry | 7543 | 神 | 7.6 | 98.0% | 336.2 | 2588 | 52 | 52 | 2025/03/23 |
2 | はく | 7244 | 王 | 7.6 | 95.3% | 347.3 | 2645 | 129 | 52 | 2025/03/24 |
3 | kuma | 3578 | D+ | 3.8 | 93.5% | 675.1 | 2594 | 178 | 52 | 2025/03/24 |
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問題文
(なかにはさんかいせいのせんぱいばかりさんにんがてーぶるをかこんでぐったりしている。)
中には三回生の先輩ばかり三人がテーブルを囲んでぐったりしている。
(よくしゅうにきかくしているけんきゅうしつのこんぱのうちあわせで)
翌週に企画している研究室のコンパの打ち合わせで
(あつまることになっていたのだが、ちゅうしんじんぶつのさんかいせいのせんぱいが)
集まることになっていたのだが、中心人物の三回生の先輩が
(こられなくなったとかで、だらだらしていたのだそうだ。)
来られなくなったとかで、だらだらしていたのだそうだ。
(「いいじゃん、てきとうで」「うん。しばでいいよ、しばで」)
「いいじゃん、適当で」「うん。芝でいいよ、芝で」
(しばというのは「しばこん」とよばれるこのだいがくでんとうのこんぱのけいしきである。)
芝というのは「芝こん」と呼ばれるこの大学伝統のコンパの形式である。
(きゃんぱすないのいたるところにうるほどあるしばふで、)
キャンパス内のいたるところに売るほどある芝生で、
(ただのみくいするだけのこんぱだ。)
ただ飲み食いするだけのコンパだ。
(けっていっぽいのでこくばんに「しばこん」とちょーくでかきつける。)
決定っぽいので黒板に「芝コン」とチョークで書きつける。
(そのよこに「いつものとこで」とついか。)
その横に「いつものとこで」と追加。
(もうようじはなくなったが、おれもせきにつくとてーぶるのうえにあったせんすで)
もう用事はなくなったが、俺も席につくとテーブルの上にあった扇子で
(かおをあおぎながら、なんとなくぼーっとしていた。)
顔を仰ぎながら、なんとなくぼーっとしていた。
(「なあ、さっきからきになってたけど、よしださぁ。かおいろわるくないか」)
「なあ、さっきから気になってたけど、吉田さぁ。顔色悪くないか」
(せんぱいのひとりがそういったので、おれもよしださんのかおをみる。)
先輩の一人がそう言ったので、俺も吉田さんの顔を見る。
(そういえばさっきからひとこともはっしていない。)
そう言えばさっきから一言も発していない。
(よしださんはみをおこし、ためいきをついてこわばったひょうじょうをうかべた。)
吉田さんは身を起こし、溜息をついて強張った表情を浮かべた。
(「おれさぁ」)
「俺さぁ」
(そこでことばがとぎれた。しぜんにみんなちゅうもくする。)
そこで言葉が途切れた。自然にみんな注目する。
(「このまえ、よるにいえでひとりでいるとき、へんなでんわがあったんだよ」)
「この前、夜に家で一人でいる時、変な電話があったんだよ」
(へん、とはいってもそれはよくしっているちゅうがくじだいのゆうじんからの)
変、とは言ってもそれは良く知っている中学時代の友人からの
(でんわだったそうだ。「やすもとってやつなんだけど、いまでもじもとにかえったら)
電話だったそうだ。「安本ってやつなんだけど、今でも地元に帰ったら
(よくあそんでるんだけどよ。そいつがいきなりでんわしてきて、)
よく遊んでるんだけどよ。そいつがいきなり電話してきて、
(ようもないのにだらだらくだらないながばなしをはじめてさぁ・・・・・」)
用もないのにダラダラくだらない長話を始めてさぁ・・・・・」
(さいしょはてきとうにつきあってたきちでんさんもだんだんといらいらしてきて)
最初は適当に付き合ってた吉田さんもだんだんとイライラしてきて
(「ようじがないならもうきるぞ」といったのだそうだ。)
「用事がないならもう切るぞ」と言ったのだそうだ。
(するとあいてはきゅうにおしだまり、やがてふるえるようなこわいろでぼそぼそとかたりだした。)
すると相手は急に押し黙り、やがて震えるような声色でボソボソと語りだした。
(それはちゅうがくじだいにはやったたわいのないあそびのことだったそうだ。)
それは中学時代に流行った他愛のない遊びのことだったそうだ。
(「おぼえてるよな?」)
「覚えてるよな?」
(かすれたようなこえでそうきいてきたあいてに、きみがわるくなったきちでんさんは)
掠れたような声でそう訊いてきた相手に、気味が悪くなった吉田さんは
(「だったらなんだよ」といってでんわをきったとのだという。)
「だったらなんだよ」と言って電話を切ったとのだという。
(そんなことがあったみっかあと、やすもとというそのうゆうじんがしんだという)
そんなことがあった三日後、安本というそのう友人が死んだという
(れんらくがきょうつうのゆうじんからあった。)
連絡が共通の友人からあった。
(「なんにちかまえからゆくえふめいだったらしいんだけど、ばいくじこでさ、)
「何日か前から行方不明だったらしいんだけど、バイク事故でさ、
(やまのなかでがーどれーるをのりこえてたににおちてたのをはっけんされたって)
山の中でガードレールを乗り越えて谷に落ちてたのを発見されたって
(いうんだよ。おれ、そうしきにでてさ、かぞうからくわしくきいたんだけど、)
いうんだよ。俺、葬式に出てさ、家蔵から詳しく聞いたんだけど、
(やすもとがおれにでんわしてきたひって、じこのあったつぎのひらしいんだわ」)
安本が俺に電話してきた日って、事故のあった次の日らしいんだわ」
(ぞくっとした。ここまでにやにやしながらきいていたほかのせんぱいふたりも)
ゾクッとした。ここまでニヤニヤしながら聞いていた他の先輩二人も
(きみのわるそうなかおをしている。)
気味の悪そうな顔をしている。
(「たににおちてみうごきできないじょうたいでけいたいから)
「谷に落ちて身動きできない状態で携帯から
(あんなでんわをかけてきたのかとおもって、きもちわるくなったんだけど、)
あんな電話を掛けてきたのかと思って、気持ち悪くなったんだけど、
(よくきいてみると、やすもとのやつ、そくしだったんだって」)
よく聞いてみると、安本のやつ、即死だったんだって」
(たばこをもつてをぶるぶるとふるえている。)
タバコを持つ手をぶるぶると震えている。
(しつおんがさがったようないやなかんじにはんのうして、ほかのせんぱいたちがおどけたこえをだす。)
室温が下がったような嫌な感じに反応して、他の先輩たちがおどけた声を出す。
(「またまたぁ」)
「またまたぁ」
(「べたなんだよ」)
「ベタなんだよ」
(よしださんはむっとして「ほんとだって。だちがしんだのを)
吉田さんはムッとして「ホントだって。ダチが死んだのを
(ねたにするかよ」とこえをあらげた。)
ネタにするかよ」と声を荒げた。
(「おちつけって、うわさしてるとほんとうにでるっていうよ」)
「落ち着けって、噂してると本当に出るって言うよ」
(じょうだんですませようとするふたりのせんぱいと、きちでんさんとのかみあわないことばの)
冗談で済ませようとする二人の先輩と、吉田さんとの噛み合わない言葉の
(おうしゅうがあったすえ、なんだかしらけたようなくうきがただよいはじめた。)
応酬があった末、なんだか白けたような空気が漂い始めた。
(「といれ」)
「トイレ」
(といってきちよしださんがせきをたった。おれもそれにつづき、けんきゅうしつをでる。)
と言って吉田さんが席を立った。俺もそれに続き、研究室を出る。