Rainy Rhapsody

(ふりだしたとおりあめがくれた)

降り出した通り雨がくれた

(ひとときのかえれないいいわけ)

ひとときの帰れない言い訳

(つぶやいたあのねにてをひかれ)

呟いた「あのね」に手を引かれ

(いみのないくちづけをかわそう)

意味のないくちづけを交わそう

(さよならのやくそくを)

「さよなら」の約束を

(ぬらすなみだがほどいていく)

濡らす涙がほどいていく

(こいはおわりってしってたって)

恋は終わりって知ってたって

(にどとあえないってしってたって)

二度と会えないって知ってたって

(あとすこしあとすこしあなたのうででねむるの)

「あと少し」「あと少し」あなたの腕で眠るの

(あまおととこどうのらぷそでぃーに)

雨音と鼓動のラプソディーに

(こきゅうがかさなったはーもにーが)

呼吸が重なったハーモニーが

(このねがいをたしかめさせる)

この願いを確かめさせる

(どうせならこのままかえれないようにして)

どうせならこのまま帰れないようにして

(あまつぶはたえずなりひびいて)

雨粒は絶えず鳴り響いて

(ふるぼけたえいしゃきのようだね)

古ぼけた映写機のようだね

(いたずらにまわりだすおもいで)

いたずらに回り出す思い出

(いやけがさすほどにうつくしくて)

嫌気がさすほどに美しくて

(さよならのほとぼりを)

「さよなら」の熱（ほとぼ）りを

(まどのしずくがさましていく)

窓の雫が冷ましていく

(こいはおわりっていってたって)

恋は終わりって言ってたって

(にどとあわないっていってたって)

二度と会わないって言ってたって

(もういちどもういちどあなたのうででねむるの)

「もう一度」「もう一度」あなたの腕で眠るの

(あまおとにかくしただいあろーぐ)

雨音に隠したダイアローグ

(きっとあとすこしのえんどろーる)

きっと後少しのエンドロール

(はだかさねてごまかしていく)

肌重ねてごまかしていく

(いいかけたわがままきづかれぬようにして)

言いかけたわがまま気づかれぬようにして

(おわらせるならどしゃぶりのなか)

終わらせるなら　土砂降りの中

(ひとりにさせてほしいのに)

一人にさせて欲しいのに

(どこまでもずるいひと)

どこまでもずるい人

(ほらわすれられなくなってしまうでしょ)

ほら忘れられなくなってしまうでしょ？

(こいはおわりってしってたって)

恋は終わりって知ってたって

(にどとあえないってしってたって)

二度と会えないって知ってたって

(いつまでもいつまでもあなたのうででねむるの)

「いつまでも」「いつまでも」あなたの腕で眠るの

(あまおととこどうのらぷそでぃーに)

雨音と鼓動のラプソディーに

(こきゅうがかさなったはーもにーで)

呼吸が重なったハーモニーで

(このねがいをとめられないの)

この願いを止められないの

(どうせならこのままかえれないようにして)

どうせならこのまま帰れないようにして