すまきの話 -6-
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
cicciさんのアカウント
https://typing.twi1.me/profile/userId/130158
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | berry | 7517 | 神 | 7.6 | 97.7% | 321.4 | 2474 | 58 | 57 | 2025/12/09 |
| 2 | Jyo | 6113 | A++ | 6.2 | 97.3% | 393.7 | 2474 | 67 | 57 | 2025/12/08 |
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問題文
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(のこされたおれはすりむいたみぎてとすりむいていないひだりてをならべてかんさつする。)
残された俺は擦りむいた右手と擦りむいていない左手を並べて観察する。
(てのひらのきずのなかに、ちいさないしがうまっているのをなんとかほじくりだす。)
掌の傷の中に、小さな石が埋まっているのをなんとかほじくり出す。
(いたい。)
痛い。
(なんでこんなにいたいんだ。)
なんでこんなに痛いんだ。
(なきたくなるような、さむけがするような、たえられないかんじ。)
泣きたくなるような、寒気がするような、耐えられない感じ。
(とにかくうごきだし、たおれているじてんしゃをひきおこしてまたがる。)
とにかく動き出し、倒れている自転車を引き起こして跨る。
(よるのみちをはしる。ひたすらはしる。しんごうにひっかかり、とらっくがとおりすぎて)
夜の道を走る。ひたすら走る。信号に引っ掛かり、トラックが通り過ぎて
(つぎのへっどらいとがちかづくまでのわずかなすきまをつっきる。)
次のヘッドライトが近づくまでのわずかな隙間を突っ切る。
(おくれてならされたいみのないくらくしょんをせなかにききながらまえへまえへとこぐ。)
遅れて鳴らされた意味のないクラクションを背中に聞きながら前へ前へとこぐ。
(いきがあがり、すぴーどがおちはじめたころに)
息が上がり、スピードが落ち始めた頃に
(ようやくあるくさんのまんしょんがみえてきた。)
ようやく歩くさんのマンションが見えてきた。
(めいめいとしたがいとうのしたをとおり、いつもとめているちゅうりんじょうにいくじかんもおしくて)
明々とした街灯の下を通り、いつも停めている駐輪場にいく時間も惜しくて
(みちばたにそのまますたんどをたてる。)
道端にそのままスタンドを立てる。
(たてるとき、さどるをおさえるみぎてにいたみがはしった。)
立てる時、サドルを抑える右手に痛みが走った。
(かおをしかめながらげんかんへむかう。いりぐちのせきゅりてぃーはない。)
顔をしかめながら玄関へ向かう。入り口のセキュリティーはない。
(なかにはいってから、へやのあかりがついているかそとからかくにんしたほうが)
中に入ってから、部屋の明かりがついているか外から確認した方が
(よかったことにきづいたが、もどるじかんももったいないのでかいだんをかけあがる。)
良かったことに気づいたが、戻る時間も勿体ないので階段を駆け上がる。
(へやばんごうをあたまのなかでくりかえしながらだれもいないつうろをはしる。)
部屋番号を頭の中で繰り返しながら誰もいない通路を走る。
(あしおとだけがやけにさむざむしくひびいている。)
足音だけがやけに寒々しく響いている。
(むかいさきをじっとみつめると、もくてきのへやからほそいひかりのすじがのびている。)
向かい先をじっと見つめると、目的の部屋から細い光の筋が伸びている。
など
(ちょうどてんじょうのけいこうとうがきえていてうすぐらいいちかくだったから、)
ちょうど天井の蛍光灯が消えていて薄暗い一角だったから、
(そのわずかにもれでるひかりをしにんすることができた。)
そのわずかに漏れ出る光を視認することが出来た。
(いる。なかにいる。)
いる。中にいる。
(かんもんをひとつこえたかんじ。)
関門を一つ超えた感じ。
(でもたどりつくべきばしょも、みちのぜんぼうもまったくみえない。)
でもたどりつくべき場所も、道の全貌もまったく見えない。
(じぶんのせかいがおったちめいてきなきずを、ふくげんするためのみちが。)
自分の世界が負った致命的な傷を、復元するための道が。
(あんやのなかのこうろが。みえない。)
暗夜の中の行路が。見えない。
(さけびそうになる。)
叫びそうになる。
(くちをおさえる。)
口を押さえる。
(どあをたたく。)
ドアを叩く。
(がんがんがん。)
ガンガンガン。
(どあをたたく。)
ドアを叩く。
(がんがんがん。)
ガンガンガン。
(「いませんか」)
「いませんか」
(あせっていると、ちゃいむなどというものはおもちゃにしかみえない。)
焦っていると、チャイムなどというものはおもちゃにしか見えない。
(はやくでてくれ。)
早く出てくれ。
(あわただしくたたかれるどあのおとというのはだれだっていやなものだから。)
慌ただしく叩かれるドアの音というのは誰だって嫌なものだから。
(がちゃり・・・・・、というかぎがまわるおとにつづいて、きぃ・・・・・と)
ガチャリ・・・・・、というカギが回る音に続いて、キィ・・・・・と
(かすかにきしむおととともにどあがゆっくりとこちらにひらかれていく。)
微かに軋む音と共にドアがゆっくりとこちらに開かれていく。
(なかからは、おびえたようなひょうじょうのじょせい。)
中からは、怯えたような表情の女性。
(「たすけてください」)
「助けてください」
(かおをみるなり、そういおうとして、いきがとまる。)
顔を見るなり、そう言おうとして、息が止まる。
(ちがうからだ。いうべきことばは、たしか、)
違う体。言うべき言葉は、確か、
(「これはゆめですね」)
「これは夢ですね」
(うっすらとひえ、はりつめたようなくうきがしつないからそとへながれでてくる。)
うっすらと冷え、張りつめたような空気が室内から外へ流れ出てくる。
(ふだんぎのままのあるくさんはくびをかしげながらいっぽさがる。)
普段着のままの歩くさんは首をかしげながら一歩下がる。
(つられておれもげんかんぐちにはいりこむ。)
つられて俺も玄関口に入り込む。
(あるくさんがてをはなしたどあが、ささえをうしなっておれのはいごでばたんととじた。)
歩くさんが手を離したドアが、支えを失って俺の背後でバタンと閉じた。
(あるくさんはもういっぽさがる。くつをぬがなければあがれないので)
歩くさんはもう一歩下がる。靴を脱がなければ上がれないので
(おれはそのばでとまったままだ。ふたりのあいだにあるていどのきょりがうまれる。)
俺はその場で止まったままだ。二人の間にある程度の距離が生まれる。
(どうやらこれが、あるくさんのぱーそなるすぺーすらしい。)
どうやらこれが、歩くさんのパーソナルスペースらしい。
(「けが」)
「ケガ」
(とあるくさんがこちらをゆびさす。みるとみぎあしのずぼんのひざがやぶれている。)
と歩くさんがこちらを指さす。見ると右足のズボンの膝が破れている。
(てのひらのいたみばかりにきをとられてきがついていなかった。)
掌の痛みばかりに気をとられて気が付いていなかった。
(「まってて」)
「待ってて」
(くすりばこでももってこようとしたのか、)
薬箱でも持ってこようとしたのか、
(そういってくるりときびすをかえそうとしたかのじょを、よびとめるようにくちをひらいた。)
そう言ってくるりと踵を返そうとした彼女を、呼び止めるように口を開いた。